 NTTの電波塔が目印
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 地元生活圏と密接に繋がる脱衣場
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 「富士の山」では無く「藤の花」 ステンドグラスがモダンな、洒落た浴室
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 入口玄関前にはお犬様
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 質実剛健で風格ある外観
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「伊香保温泉日本の名湯」。上毛かるたで歌われた、群馬が誇る温泉街を有する渋川市。駅前の目抜き通りを歩む事、およそ6.7分。一見、小さな街旅館と見紛う、質実剛健な構えの「福寿湯」に着く。
今や、渋川市内最後の銭湯となってしまった福寿湯。湯客は、やはり地元の方が大半。現在の営業日は、毎週火・木・日曜の3日。少ない営業日ながら、夕方ともなれば、仕事帰りの地元人たちで賑わう。玄関に暖簾は無し。従って、男、女湯の表記も無し。そこは、置いてある靴で判断。右側の扉を開け、入口横の番台、女将さんに360円を払って脱衣場へ入る。入浴料金は前橋市と同価格。
カーペット張りの脱衣場は広々として、近代的な印象。棚は常連さんの入浴道具で目一杯。洗濯機なども備えてあり、地元生活圏との密接な繋がりを感じる。籐の脱衣籠は丸型と四角型。衣服を入れ、浴室の戸を開ける。
広い浴室は、県内銭湯では個性的な造りだと感じた。浴槽の後ろは、藤の花飾りのタイル装飾。男女の境にはステンドグラス。カランとシャワーの形状も特徴的。モダンな雰囲気である。桶はケロリン。カランは右3基、左6基、真ん中8基の計17基。シャワーは全て設置。立身式のシャワーも2基。浴槽は1つで深浅に仕切り。ジェット噴射は浅槽のみ2基。天然温泉ならずとも、広い湯船で心地よい加減の湯に浸かれば、嗚呼、極楽、極楽。
(文: 抜井 諒一) |