日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。現在の担当者は堀澤、岡安、すーさん、抜井です。この4人が月替わりで担当しています。令和2年は、5月(堀)6月(抜)7月(岡)8月(す)9月(堀)10月(抜)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(抜)3月(岡)の順です。

4572声 あと二枚

2020年10月26日

秋晴れだが、一気に冷え込む。いろいろな依頼があった一日。ひとまず原稿関係に区切りがつく。目標とするものには程遠いが、連作もどうにか筋道が見えてきた。自分らしい表現とはどういうものか。その自問が感じられない作品というのは、どんなものだって「甘さ」が見えてしまう。ふと来月の日程を確認しようと、一枚めくるカレンダーの薄さに、恐れおののく。今年もあと二枚。

4571声 夕風の匂い

2020年10月25日

軽い二日酔いの中、ようやく苦戦していた原稿の紙幅を埋められた。最後は余分になっている箇所を削除することが大変なほど、規定文字数を超過していた。あとは校正をして送信するだけ。依頼された内容と離れてしまったが、見当違いでもないので良しとしよう。午後からは埼玉県の公園に出かけた。コスモスも盛りを過ぎ、だいぶ紅葉も進んでいた。青空は澄み渡って、夕風は冬の匂いがした。

4570声 焦燥

2020年10月24日

朝から締め切り近い原稿に取り掛かる。焦っているので、いらいらしながら進める。秋晴で心地の良い天気であったことだけが救い。久しぶりにネット句会に投句し、連作の整理を少し。

4569声 酒はだらだら

2020年10月23日

帰って来て、麦酒をきゅっと飲んで寝る。寝るに二時間前からは食事をとらないほうが良いと言われているが、この頃は二時間前くらいから飲み始めているので、まったくもって不健康である。酒はだらだら飲むに越したことはない。飲みながら、今日観てきた劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編のことを考えていた。家族と自分との関係やちゃんばらについて。

4568声 病院と巷と

2020年10月22日

朝から病院に行ったり、或るお祝いをしたりと忙しく過ごす。病院と巷と、異なる時間の流れに平衡感覚が崩れるような、そんな一日。

4567声 夜の宝くじ

2020年10月21日

仕事で帰りが遅くなる。夜も深い時間になると、GoToキャンペーンだなんだと言っはているが、やはり街に人が少ない。平日の夜とは思えぬほど空いている山手線に乗っていると、「こんなに遅くまで働いて大丈夫か、俺」などと思うが、腕時計を傾けるとそうそう夜も深くない時間だったりする。駅に着くと、ジャンボ宝くじの最終日とかで、駅前広場の宝くじ売り場に小さな列ができていた。並んでいるのはこれから出勤するのであろう、酔街で働く女性が多いようであった。私もふと思い立って、最後尾に足を向けた。

4566声 ともかく、やる

2020年10月20日

秋晴れ、いろいろなことに追われた一日。深夜にこれを書いているときが一番落ち着いている。落ち着いているが、酔眼朦朧としている。ともかく、やるしかない。

4565声 平熱

2020年10月19日

天気は下り坂。この頃、目がかゆく鼻水が出る。つまり、花粉症の症状が出て来ている。春のみならず秋にも花粉に悩むようになるかと思うと、げんなりしてくる。いささか心をすり減らしつつ、一日を過ごす。今月締め切りの原稿は、いよいよ手をつけないとまずい状況になってくる。なんだか熱っぽく、しかし計測すると平熱の範囲内でと、覚束ない。この時期の体調悪化はいささか精神的にまいる。いろいろバランスよく過ごしたい。

4564声 秋の怪談

2020年10月18日

久しぶりに晴れ間が出た。庭の松葉牡丹が寒さのためか、かなり弱っていた。そのあたりの花を切り戻したり、抜いたり、花壇の手入れをした。花々の中でコスモスが一番元気で、清々しく咲いている。原稿をひとつ終わらせ、WEBの句会に投句を済ませた。午後は買い物に出かけ、ハロウィン関係のこまごまとしたものを買った。お菓子はお化けやゾンビなど、怖いパッケージのものが多い。そのうち、夏の他にハロウィンの時期にも怪談話をするようになるのではなかろうか。

4563声 雑踏の中

2020年10月17日

朝から雨、それも強く。市川で定例の句会。雨なので室内で吟行してから句会場へ移動し、いつものように句会。五七五のことだけを考える時間は贅沢である。街中にいると何かと気が散ってしまうので、やはり山など見える清々しいところに行きたい。しかし、雑踏の中でも句はできる。

4562声 小さな決断

2020年10月16日

「断る」ということが苦手であった、いまも苦手であるが、決断をせねばならぬ場面は、誰しもに必ず訪れる。小さな決断の機会は毎日だって、ある。先ほどもひとつ、依頼を断ったところである。俳句関係の依頼であったが、気が進まないので断った。思えば私の俳句の道の出発は、缶麦酒片手にローカル線の車窓で句帳を広げているような、そんなところから始まった。根を詰めるばかりでなく、そんな気ままな心持ちで、取り組みたい。

4561声 秋の香り

2020年10月15日

秋雨らしく、ひんやりどんよりとした一日であった。いろいろとおぼつかないながらも、週末の句会の準備をはじめる。モカの珈琲にベルギー麦酒のようなフレーバーを感じ、小さく驚く。庭のコスモスが一輪咲いていた。

4560声 歩みたい方へ

2020年10月14日

晴れたり曇ったりの一日。このところ、天候が安定していない。ハロウィンが近いらしく、巷はカボチャだらけ。毎年ハロウィンのニュースを見ると、今年ももうすぐ終わるかと、なんとも言えない心持になる。ひとつの原稿に、どうにか目途がついたので、今月締切のもうひとつの原稿に手を付けはじめる。沢山の依頼を抱えているわけでなく、たんにひとつの原稿が遅々として進まないことで苦しんでいる。来月までにまとめようと思っている、俳句の連作の構想を練る。自分が歩みたい方へ、俳句の道を進む。

4559声 ふと消える

2020年10月13日

車窓から風になびくねこじゃらしなど見ていると、このまま列車を乗り継いで、ふっと消えるように出かけたい欲求に駆られた。私はそれでいいかもしれないが、私に関わっている人たちは大変迷惑であろうな、などと思いにふけっていると、句会に使う会議室の予約を忘れていたことを思い出し、我に返った。しかし、列車で通勤している人の多くはこんなことを考えているはずであろう。自分がふと雑踏のなかに消えてしまったら、どうなるのかと。

4558声 ライトビールの行方

2020年10月12日

昨日は「ブルームーン」のことを書いていたが、今日の麦酒は「ミラー」である。よく行くディスカウントストアで安く販売していたので、買ってきた。よく見てはいないが賞味期限が近いのであろう。安酒を買うためにディスカウントストアに行くということは、酒飲みにとっては良からぬ方向性である。買ったのは、「ミラー・ジェニュイン・ドラフト」という瓶タイプのもので、瓶が透明で麦酒の綺麗な金色透けていて美しい。日光に当たっていた場合、中身は大丈夫だろうか。この手の麦酒で、ミラーは「ライト」などが売っているのを見たことがないし、バドワイザーなども、「バドライト」を売っているのを見たことがない。なぜだろうか、「キリン一番搾り 糖質ゼロ」なんて麦酒が先日発売されるくらいなので、これから出てくるのであろうか。

4557声 酒と土地

2020年10月11日

いささか溜めてしまった「鶴のひとこえ」を書く。昨日買ったビアグラスがなかなか良い。小ぶりな容量、重さ、くびれ。金属に陶器にと、いろいろと試したが、麦酒を飲むときはやはり硝子のものに落ち着く。先月、大量に購入した麦酒、「ブルームーン」の最後のひとつを飲み終えた。オレンジピールとコリアンダーのコンビのあのベルギーのと言えば身も蓋もないが、それよりはずいぶんライトですいすい飲めた。やはりアメリカのクラフトビールだと感じた。分かったようなことをいっているが、ハワイにしか行ったことがないので、アメリカのクラフトビール事情はよく分からない。よく分からないが、行き帰りの航空機内ではとにかく「ミラー・ライト」の缶をがぶがぶ飲んで寝ていた。フライト中、一番頻繁に使った英語が「ミラー・ライト」であった。あの爽やかな薄味はよく覚えている。現地に着いてから良く飲んだのは、もちろん地元「コナビール」のロングボートと、今回の「ブルームーン」であった。日本より麦酒が安く、地上でもがぶがぶ飲んでいた。あの味を懐かしみながら、一杯やっていたというわけである。その日の酒の味と土地の匂いは密接に結びついて記憶しているという感覚を、酒の飲みになら分かってもらえると思う。その酒を飲むと、あの土地の匂いが蘇ってくるという、この感覚を。

4556声 颱風来

2020年10月10日

午前中にひとつ俳句関係の原稿に目途を付ける。参加しているネット句会を、今回もいくつか休む。午後は颱風の雨の中、出かけたが、疲弊して一日を終える。何かと一区切りつけて、光の差すほうへ歩みたい。

4555声 死ぬ言葉

2020年10月09日

颱風の影響で終日雨、それも強く。季節の変わり目か気圧のせいか、頭痛に悩まされた一日。いまはいわゆる「コロナ禍」の中であるが、毎日、満員の列車やらバスやらに乗っているので、私などは密集した空間を避けるということに麻痺しているほうであろう。今日も慌てて列車に乗車したら、すぐに車内の鋭い視線を感じ、何かと思ったらマスクをつけ忘れていた。すぐにポケットから出して付け事なきを得たが、視線が刺さるとはこのことかと実感した。この間も、イートインスペースで席に座ったら、隣に座っていたお年寄りに露骨に嫌な視線を向けられてしまった。たしかに、席の間隔は近かったが。「おたがいさま」なんて言葉は、完全に死語になってしまったのであろうか。すくなくとも、感覚的にはそんな言葉は許容されていない。


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