日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。現在の担当者は堀澤、岡安、すーさん、抜井です。この4人が月替わりで担当しています。令和2年は、5月(堀)6月(抜)7月(岡)8月(す)9月(堀)10月(抜)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(抜)3月(岡)の順です。

4416声 営業再開

2020年05月27日

今日から店内営業再開。排水管の洗浄をして、片付けが終わったところで、仕込みを考える。昨日仕入れをしておいてよかった。それでも足りないものがある。料理は案件が多い。もう昔のように、朝から仕入れを何軒もして仕込みをして営業もすることはできない。まずは仕入れの時間を減らすこと。仕込みは時間を決めてそれ以上やらないこと。でないとビールがおろそかになる。その前にお客さんに会いたくなくなる。と言いながら、今日はこれから富士見に自然養鶏の親鶏をもらいに行く。そこまでしてもほしいし、お客さんに食べてもらいたい。これがなくなったらおしまい。

4415声 中心は郊外

2020年05月26日

朝から客席に作った仕切り板の柿渋塗り。柿渋ってつくづくなんでも合う。今後配達もあると思うと電動自転車を買いたいと思って、イオンへ。電動自転車って、ごついのばかりだった。再検討の余地ありだ。開店前に行ったが、すでに車がたくさんある。モール内9時開店のコメダ珈琲でモーニング。ここも朝から人がいる。駅近くのロイヤルホストとはまるで違う賑やかな雰囲気が、朝から。今の高崎のメインスポットはまちなかじゃなく、ここなんだな。そういえば、抜井の実家はこの近くだったはず。落ち着かないな。まちなかに戻ろう。

4414声 店舗の改装

2020年05月25日

ザブンで店内営業再開の準備をする。寿司屋の寿司ネタの札メニューよろしく、木札に手書きでメニューを作る。瓶ビール、ホッピー、煮込み、もつ焼など、所謂大衆酒場、古典酒場にあるメニューも加えた。高崎にありそうでなかった、個人店の古典酒場を作りたい。店舗作りでいつも行き詰まるのが、照明。明るさ、色、配置をなかなかイメージできない。水曜日から再開の予定。腰板も作りたいが、そこまではいかないだろう。できればTVもつけたい。店が始まると仕入れ仕込みで手一杯になるので、今のうちに気づいたところを全て直したい。

4413声 プロ

2020年05月24日

昨日仕込んだビールは順調に発酵が始まった。昨夜様子を見に行ったら、すでに発酵が始まっていた。今までは早くて翌日の朝、遅いと翌日の夜にならないと動き出さなかったのだが、食いつきがよくなった。酵母を投入するときの酵母の状態と量が、もっとも大事なことがわかった。水の活性、煮沸時間、エアレーションも全部意味があることもわかってきた。発酵が始まる、ということに加えて、発酵が終わる、ということもわかってきた。どのタイミングで2次発酵に移行すればいいか、どのタイミングで2次発酵を終えればいいかがわかってきて、仮にジアセチルが出ても、その対処法もわかった。そしてビールはこれらがわかった分だけ、おいしくなっている。わかるってまったく、こんなにも安心するんだなと思う。もちろんそれは一時で、すぐにまたわからない、が出てくるが、重ねてきたわかる、は一時の、大きな安心、満足感を与えてくれる。満足感はエネルギーになる。満足感を得たエネルギーで、不満足を生み出していかないと進歩がない。せめて、レシピを見なくとも30〜40くらいのビールは作れるようになりたい。同じように料理も、季節別に30〜40くらいの料理は、平気で作れるようになりたい。プロなんだから。

4412声 他者前提

2020年05月23日

昨夜は眠れなかったが、酒もあまり飲まなかったため今日は調子がいい。仕込みをして、ネズミも昨夜は出なかったから麦芽を戻して、冷蔵庫の整理もして。ちょっと外に出ると、街の雰囲気、活気、道路の状況、全部いっぺんに変わった。テレビも新聞もないから、なぜ急にそうなったのかわからない。何かもう、元気なのか機嫌がいいのか、ストレス発散なのか、有り余る何かをドバっとこぼしている感じ。こういうのに混じっていける人が、生き残っていくのだと思う。昨夜眠れなくて久しぶりに落語を聞いた。落語って改めて、言葉とリズムを他人贈る芸なんだなと思った。それは全て、受け取る側の受け取りやすさ、心地よさを目指している。他者前提なんだ。

4411声 初夏の気温

2020年05月22日

ここ数日涼しい。昼間でも20℃を越えない。5月はずっと暖かかったから肌寒く感じるが、ビールにとってはいい気温である。冷蔵庫に入りきれずにいるビールもこの気温ならば大丈夫だ。裏庭に建設中のプレハブ冷蔵庫は、6月初旬に完成する予定。それまでなるべく暑くならないことを願う。今日も松屋のベーコンエッグ定食はおいしかった。仕事しよう。

4410声 整理できない

2020年05月21日

朝ザブンでテーブルの補修。ロイヤルホストに行ってひとしきり。ドリンクバーの新商品京番茶がおいしい。さて、今日は何をやったか。テーブルの補修、定期宅配の内容準備、ばっちゃんと打ち合わせ、居間に置きっぱなしのいろいろを確認。この数日、止まってみた。一度止まると、整理できなくなるね。だから皆走るのか。人生の大事なことに、走り続けていられることの大事さと、整理できていることの大事さとある。そんなのはどっちでもかまわない、という天才もいるが。止まらないと整理できない、というのが一般的と思ってるんだけど、走りながら整理できるときもある。走っていないと整理できない、というのも、走り続けたあとに、よし、休むか、といって止まると、走るのをやめると整理できないなと思ったりもする。すべてその人による。その時による。走るのをやめるのが他者との関わりをやめることに直結して疑わない、という人もいる。整理が苦手だ。死ぬまでに整理できるようになりたい。明日からまた走る。走らないと進まない。進まないと終わる。本当か?要するに進めたいんだ。

4409声 格付チェック

2020年05月20日

昨夜は飲みすぎてしまい、今日はほとんど使い物にならず。昨日いち蔵へ行ったら、テレビで芸能人がワインや音楽の格付をする番組をやっていた。バイオリンの音色を当てる問題で、片や国際的に活躍するプロが、18億円のバイオリンで演奏する。片や音大1年生が、100万円のバイオリンで演奏する。これが皆、当たらない。ほとんどの芸能人が大学生の演奏に票を入れる。音程のずれない、逸脱のないリズム、音に心地よさを感じるからか。不可ではない可なもの、という基準がおそらく各々にあって、そもそも日常は、不可ではない可なものだらけ、である。何かの基準に対して厳しく掘り下げていることなんて仕事と趣味くらい、かもしれなければ、あとのことは、自分から遠ければ遠いほど安定していることにいいという判断をしがちになる。そうしたら、ワインの味もバイオリンの音も、わからなくなるだろう。言い方を変えれば、だいたいのことはどうだっていい、ということでもある。思考停止の始まり、だけれども、同調力が増す理由はこんなところにもあった。考えなくちゃいけないのは、うっかりその同調が気になりすぎてしまい掘り下げることをやめてしまう、ということがたくさん起こる、ということである。それを避けられるとしたら、バイオリニストの卓越した技術や、ストラディバリウスの音をわからなくなるのは嫌だ、と思い続けるしかない。最も大切なのは、わかりたい自分、わかっている自分のままでいいと、自分で自分を認めてやることである。

4408声 ネズミ問題

2020年05月19日

昨夜から雨。湿度が気持ちいい。早く寝すぎたため夜中に目が覚めて、ぐずぐずと3時間眠れなかった。日が昇ってから少し寝ることに。シンキチの裏庭の冷蔵庫工事が始まった途端、裏庭に通じている麦芽粉砕室にネズミが出た。糞だけならまだしも、小便までして。駆除したいが、ネズミ駆除の商品にもいろいろある。ネバネバのシートに捕獲するもの。毒を盛って殺してしまうもの。煙で追い払うもの。ひとまず煙を買ってきて試した。けれども昨日の晩、また出た。今朝見たら、おとりにしている麦芽の袋が食い破られている。こうなると、上宿をせっかく見つけたネズミには申し訳ないが、戦争である。ネバネバにするか。毒にするか。ネバネバは昔、学生の頃、新大久保のアパートにネズミが出てネバネバを使って捕獲したはいいが、ネズミが生きているのでその後の始末が大変だった思い出がある。毒か。出ていってくれればいいのに。

4407声 千々に乱れて

2020年05月18日

小雨の朝。セキチューへ。資材館は7時からオープンしている。ザブンのテーブルを留める金具やビスを買いに。道路に車の量も増えたが、車のスピードも速くなった気がする。一昨日までとは様子が違う。日々売上が上がらない中、できるだけスタッフが仕事に来られる環境を作る。休業手当の補助がある前提でやっているものの、ハローワークはパンクしていて申請は進まない。オンラインで申請できるようになると言うが、いつになるか。給与支払い日はやってくる。ひと月以上前に始めた借入れ準備は、ようやく先週振り込まれた。しかしこれ、冷蔵庫と店舗契約更新料で3/4がいっぺんになくなる。そうすると、なんだかんだ、現金があるのは結局6月いっぱいである。申請した給付金が2つ、これは本当に届くのか。届けばプラス2ヶ月、8月までは現金があることになる。せめて届くかどうかだけでも、早く教えてもらいたい。何より、心配なのは、暇な状況の中で働くスタッフの緊張感が保てなくなることである。こんな心配を、従業員2.3人の個人事業主ですらしている。規模が大きくなればなるほど待ったなしだと思う。きっと、ウイルスの数よりも多く、乱れた心が彷徨っていると思う。

4406声 解除

2020年05月17日

休業要請の解除は昨日16日からだった。まちなかの往来も駐車場の車の数も急に多くなったと思ったら、そういうことだった。家にいなさいと言われればいて、出ていいよと言われれば一気に出る。こんなところで同調力の強さを感じてしまった。うちはと言えば、むしろこのひと月半くらいで新たに冷蔵庫の工事を始めたり、店のメニュー改定と準備をしたりしていて、そこにコロナ対応が加わったから、むしろ今ごろ疲れが出てきた。スタッフになにか言うのも疲れるから言いたくないくらい、できるんなら仕事を離れたい。あと少し、店のリニューアルと補助金申請が終わったら、少しだんまりを決め込んで、ステイホームしたい。

4405声 ビールと料理

2020年05月16日

朝から仕込み。5時にはもう明るい。ずいぶん日の出が早くなった。今日は久しぶりにスタウトの仕込み。最後に仕込んだのがヨーロッパに行く前だから、8ヶ月ぶりくらい。麦芽が新しくなってバリエーションが増えたから、全く違うものができそう。レシピを考えるのも楽しい。11時前には終わった。これから少し休憩して、ザブンで仕込み。こちらは料理。週に4日店をやって、加えて醸造を止めずにし続けるのは結構ハード。雨が降ってきた。

4404声 父との会話

2020年05月15日

親父から電話があった。電話などめったにかかってこないのだが、こんな時だからドキッとする。つい先日も、お袋が突然LINEでグループを作った。弟とその嫁、中学3年生の孫に私も。グループの名前が、「親族」。何かあったのかと思ってしまうが、未だとくに説明もない。そんな矢先に親父から電話。もう1年以上話をしていない気もする。去年1度くらいあったかどうか。「元気かい?もう心配でさ。お前の商売が大変だってずっと言ってるから」とてもはっきりした口調で、早口だし、まったくボケてる感じはない。俺は元気で、ビールがあることでお客さんが買って帰ってくれるから助かっている、という話をした。それでも「そうか、いや心配で心配でさ」と、何度も言われた。とても心配してくれていたらしい。「それよりお父さんの方が心配だよ」思わず本音を伝えたが、「いやお父さんは生きてるから大丈夫だよ」だって。得意気だった。冗談を言える元気があってよかった。親父に限らず、近しい人が元気でいてくれる、それだけで人生は明るくなる。

4403声 酒

2020年05月14日

昨日は断食の日、のはずが、飲んじゃった。飲んじゃったなぁ。今飲んだらきっとおいしい、という体調になってしまった。案の定、おいしかった。酒がおいしいとき、世の塵も自分の垢も、全部洗い流してくれる。やっぱりアル中なのかなぁ。結局いつも側にいるのは酒。本当に感謝している。

4402声 母子の棲家

2020年05月13日

ザブンを改装しようと思い、店内をああしてこうしてとぐるぐる考える。ひとまず今の椅子を改造して、壁際に小さめのテーブルを作ることにした。朝自宅の駐車場で椅子の採寸をしていると、倉庫の側でカサカサと音がする。覗いてみると、子猫3匹と母猫が、寝ぼけ眼で寄り添って寝ていた。母猫も眠そうだが、次第にこわばった顔つきになり、こっちを睨んでいる。子どもたちはまだよちよちあるきである。毎年我が家には、同じような猫の家族がやってくる。決まって母と子の母子家庭ばかり。父親はいったい何をやっているのか。駐車場はいらないものが置きっぱなしだったり、庭は雑草だらけだったりするので、野良猫には好都合なのだと思う。毎年生まれても、全部が残るわけではない。そのいなくなった猫たちはとこへ行くのだろうか。若松町は野良猫が多い。

4401声 いち蔵へ

2020年05月12日

久しぶりにいち蔵へ。マスターもおかみさんもマスクをしての営業である。いち蔵もGWに10日間休んだとのこと。その間もマスターは、家のペンキ塗りをしていたそう。働き者に休みは関係ないのだな。メニューの数はいつもより少なめの中、ビールに刺盛りをいただく。お通しにもつ煮。これがまたおいしかった。お客さんが戻るのはいつになるのか。

4400声 緊急事態の静かさ

2020年05月11日

8時過ぎに起きて、瓶詰めから明日の仕込みの麦芽粉砕までひと通り。そろそろ夕方。今日は暑い。醸造所の中まで温度が上がる。珈琲を飲みにロイヤルホストへ。今日はアイス珈琲にした。アイス珈琲もうまい。この2週間、群馬は新しい感染者が報告されていない。他の県も、多くが拍子抜けするくらい、出ていない。しかし夜の街はほとんどの店が閉まっていて、静まり返っている。我々はいったい何をやっているのだろうか。ひと息ついて、この静かな店内に心地よさを感じてしまったら、もう少し緊急事態のままでいいと思ってしまう。

4399声 母の日

2020年05月10日

今日は予約が重なった。日曜日のみ予約が多い。木曜日に、若い女性から予約を受けた。 「予約をお願いしたいのですが」 「いつになりますか?」 「今度の日曜日にお願いします。未成年なんですが、未成年でも買えるものありますか?」 「持ち帰りは寿司なんですけど、寿司で大丈夫ですか?」 「はい大丈夫です。母の日にプレゼントしたいと思いまして」 「お母さんはお酒飲むのかな?」 「そちらで飲んだビールが好きなんです」 買いたいのは、きっと寿司というよりも、ビールだったんだよね。持ち帰りでビールが買えることを、おそらくインスタグラムか何かで見たのかな。未成年の自分がビールを買っちゃいけないことをわかってて、でもお母さんには自分が買って届けたい一心なんだよね。かれこれ20年以上も予約の電話を受けてきたが、まさか予約の電話で泣きそうになるとは思わなかった。ビール始めてよかったな。


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