日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。現在の担当者は堀澤、岡安、すーさん、抜井です。この4人が月替わりで担当しています。令和元年は、5月(堀)6月(抜)7月(岡)8月(す)9月(堀)10月(抜)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(抜)3月(岡)の順です。

4376声 1人じゃない

2019年11月08日

今年、1人じゃなくてチームで取り組む仕事が増えた。

 

1つは昨年秋から続く八ッ場ダム映像、これは地元長野原のベテランフォトグラファーの男性と、僕が以前から仕事も人間性も好きな女性ライターと、川原湯出身の長野原町役場担当者男性の4人チーム。僕は動画撮影と編集と担当。

 

1つはお隣高山村の観光パンフレット。これは地元の地域おこし協力隊の女性や、高山村に縁があるフォトグラファーやイラストレーター、そして高山村出身の高山村役場担当者女性という僕以外みな女性のチーム。僕はデザインと構成を担当。

 

1つは県内モノづくり作家によるイベント「秋、酒蔵にて」代表の吉澤良一さんの個人を紹介するパンフレット。吉澤さんの紹介で、翻訳もできてプロデュース感覚に優れた女性と仕事を進めていった。僕は写真撮影とレイアウトを担当。

 

映像も、デザインも、僕くらいの仕事だと僕一人で収まる仕事が多かった。それはそれで自分の性格には合っているし、それでもなんとかやってきた。けれど、仕事が大きくなれば1人ではできないし、今更ながらチームで取り組む仕事の魅力を感じつつある。

 

チームで仕事を進める時に大事なのは「自分の判断をひとまず置いて、受け入れる」ことだと思う。いや、本来様々な役割があるものだが、僕の仕事の進め方に合っていて、思ったよりもその資質があると気づいたのがそのことだった。「いや、普通の映像制作じゃそれはしませんよ」とか「自分が出したものを否定されたくない」とか、はっきり言ってそういうものは邪魔なのだ。意見を出してもらって、自分の意見も言って、それでも残るものは、確かに価値がある。

 

いずれまた、1人で突き詰めていく仕事が増えるのかもしれないが、今は(馴れ合いじゃない)チームの仕事がしたい。

4375声 金にものを言わす

2019年11月07日

年に1回あるかないかの風邪をひいてしまった。
自分でもなんとなくひき始めの自覚がある。
最近は忙しぶって寝ている時間がないと思うので、
そんな時は薬局で800円〜1000円くらいの
ユンケルとかそういう類のものを買う。
風邪薬と一緒に飲んで寝ると効果がある
・・気がする。3日連続で買ったりする。

 

僕が散財するのは、風邪をひいた時なのだ。

4374声 中年の自覚

2019年11月06日

中年を自覚した出来事があるのでここで告白したい。

 

あまりに時間ができてしまい先日、「大人の」と書かれた店にぷらっと入った。単刀直入に言ってHなDVDや本を売っている店だ。10年ぶりくらいだろうか。

 

今の時代、アイドルとも見分けがつかないかわいい子のDVDパッケージがずらりと並ぶ。最近はスマホやネットに追いやられ、きっとセルやレンタルのDVDの売り上げは激減しているんだろうななどというどうでも良いことを思いつつ、すぐに飽きてしまった。昔と違う。僕は若い頃、都会の大きなTSUTAYAでバイトしている時に、AV女優の子の握手会担当になったこともあるというのに!(だから何だというのだ)

 

ふと見ると「200円〜」と書かれたDVDコーナー。古くなり買い手のなくなったHなDVDが山積みになっていた。おしゃれなレコードショップにやって来たDJのような立ち振る舞いでそのDVDをサッサッとめくっていくと、あるではないか、みひろや紋舞らん、及川奈央といった、バイト時代に握手会に来たスターAV女優のDVDが!

 

・・と、そこでふと強烈に中年を自覚したわけです。つまりは、自分が根っからの中年になったか否かの判断は「現在よりも過去のAVに興味を持つ」であります。これ、100%間違いない。それ以上の優れた判断方法もない。(僕は何の告白をしているのでしょうか)

 

負けるな俺。負けるな中年。

4373声 露天風呂

2019年11月05日

今年仕事を通じて知り合った社長の、プライベート露天風呂に入らせていただいた。北軽井沢の奥、せせらぎの川沿いにあるその露天風呂は、湯船は4人用が2つ並ぶくらいの比較的こじんまりしたものだが、追い焚きするのはガスではなく薪。泉質もそばの温泉とは違い炭酸性のいいお湯なんだとか。これを客商売ではなく個人で使っていて、従業員の人であれば希望すれば入れるようにしているのだそう。

 

初めての場所、夜なので周囲のことはよくわからない、というか外灯もほぼない。もう寒い時期なのでそそくさと湯船に入る。川の流れる音がして、薪で温めた温泉だということが、その湯をさらに特別なものに感じさせた。一言でいうと「極楽」だった。

 

ふた回りくらい年上のその社長も一緒に入り、この露天風呂を手にすることになった不思議な経緯や、事業においての過去の修羅場の話などを聞いた。すっぽんぽんだからというわけではなく隠さない方なので、ダイレクトにその世代の、彼特有の「腹の据わり方」が伝わってきた。そうなれる自信はないが、感化されるものがあった。

 

立ち上がる湯気を目で追いながら空を眺めると、星がまたたいていた。

4372声 担当者

2019年11月04日

担当者の方の名前がどうしても思い出せなくて、メールを検索しても名前が出てこなくて、本人が出ればと思って電話をかけたら社内の知らない女性。

 

僕「あの・・いつも事務にいる男性で、メガネをかけていて、温和な感じで・・」

 

社内の女性「あ、わかりました代わります」

 

僕「(あ、◯◯ですね代わります、って言ってくれれば名前がわかったのに)あ、お願いします」

 

いつも事務にいる男性でメガネをかけていて温和な感じの人「電話代わりました。ああ、岡安さん、どうしました?」

 

僕「(電話代わりました◯◯です、って言ってくれれば名前がわかったのに)実はですね、△△が□□で・・」

 

いつも事務にいる男性でメガネをかけていて温和な感じの人「わかりました。ではまた」

 

・・結局、名前はわからない。

 

僕は、まわりの優しい人に助けられて生きています。

4371声 業界最安値

2019年11月03日

高速道路を走っていて
「業界最安値を目指します!」
とどデカく書かれたトラックが
僕の横を走り抜けて行った。
文字の周りには犬猫の写真が印刷されていて、
ペット販売業者のトラックだとわかる。

 

その会社のことを何も知らないのに
嫌な感じがしてしまったのは
僕だけだろうか。

4370声 ブルーチーズ

2019年11月02日

が好きだ。昔から好きだったわけでもなく、若い時はむしろ苦手だった。

 

うちの近所の「パルド」という飲み屋でブルーチーズのペンネを出していて、美味しいじゃんと思うようになった。夏くらいにきちんとしたイタリアンでそれを食べたら格別に美味しかった。ソースの1適ももったいなくてパンでぬぐいたいくらいだった。

 

今、ある程度普通のスーパーに行けばおなじみQBBブランドの「濃硬チーズ9個入(ブルーチーズブレンド)」というものが売っている。それと100円くらいで売っている無糖生クリーム、あとは乾燥ペンネを買えば良い。

 

ペンネを茹でつつ、フライパンに生クリーム(1人分の場合は半量)を入れ火にかけ、QBBの濃硬チーズ(ブルーチーズブレンド)を3つくらい溶かす。あとは茹で上がったペンネと和えるだけ。チーズに青かびの痕跡はないのでそれが苦手な人でもいけるし、けっこう美味しい。

 

先日、成城石井でちゃんと青カビのものも買って、食べたりペンネにしてみたりした。カビ部分のカリカリ感がまた美味しかった。パクチー、らっきょう、そしてブルーチーズ。年を経ることで好きになった食べものたち。

4369声 頬に夜の灯

2019年11月01日

昼間、カーラジオから吉田美奈子の「頬に夜の灯」が流れてとてもいい曲だと思った。

 

youtubeで探すと1982年の歌だという。僕が3才の時の歌だ。先日、僕と同い年の実業家が誕生日おめでとうありがとうございます、みたいなことをSNSに書いていて、彼の知人らしき人が「おめでとう、きみもいよいよ初老だ」という書き込みをしていた。きみもいよいよ初老?・・僕はそんなことも知らなかったのだが40歳はもう初老なんだそうだ。僕も12月7日でその初老ってやつを迎える。

 

ついこのあいだまで、自分のことを青臭い青年だと思っていた。むしろ、まだそれを引きずっている気もする。けれど、周りから見れば見た目もそれ相応の初老男性である。そうして、「まためっかった群馬を投稿せずに20日も過ぎてしまった」と午前3時、この文章をつらつらと打ち込んでいる。(実際の投稿は11/21日)

4368声 ハロウィンの名古屋

2019年10月31日

昨夜、新聞の掲載誌が届く。仕事の都合で今日は名古屋である。向かう前に書いている。そして、明日から11月、明日から岡安さんの登場である。来月末は群馬に行く予定がある。伊香保の近くで句会、その後は高崎。ほりさーさんの土産話が聞けるか。まぁ、年始までには聞けるだろう。11月末か、木枯しの高崎か、良いではないか。

4367声 濃霧の8マイル

2019年10月30日

目覚めてカーテンを開けると、白い。窓の外の世界が。霧である。それも濃霧。最寄り駅へ向かう途中にも、木々の葉がさやぐほど、霧の流れが濃かった。首都圏各鉄道も遅延などが目立ち、静かに騒然としていた。その後はすぐ雲散霧消。秋晴の清々しい一日。巷では「クリスマス」や「おせち」などの幟や旗が目立ってきた。そういえば、十月も明日で終わり。投句を一句。

4366声 男はつらいよと俳句など

2019年10月29日

朝から強い雨。そしてテレビで八千草薫氏の訃報に接し、悲しい気持ちで過ごす。男はつらいよの「 寅次郎夢枕」でのお千代さん役の輝きなどに思いをはせる。そして、新春俳句ingのことを考え始める。次回の新春俳句ingでは、男はつらいよの最新作を観ようとの話が出ている。新年にスクリーンで男はつらいよの最新作が観れる日が来るとは。

4365声 不穏なミス

2019年10月28日

朝から秋晴れ。総合誌の原稿をひとつ校了にする。連作を送信するがタイトルを付け忘れているという、不穏なミス。注文していた本が届き、早速、夜更かし生活がはじまる。夜更けに来月の句会の算段など。

4364声 北関東の肉

2019年10月27日

午前中は免許センターにて住所の書きかえを行う。免許センターのすぐ脇にフライングガーデンがあったのでよる。もちろん爆弾ハンバーグを注文。その香ばしい肉々しさに北関東イズムを実感した。夜に作成済の連作を読みかえすが、どうにもしっくりこない。しっくりこないが、どう直したらよくなるかもわからない。その後、コエドビールの毬花など買ってあったIPA数本を飲み比べる。

4363声 跳ねる跳ねる

2019年10月26日

朝からすきっと晴れた。午後から俳句教室と句会。吟行は近場の弘法寺へ。楓の葉はまだ青々としていたが、桜はだいぶ色づいていた。境内の草むらに踏み込みとばったが跳ねるは跳ねるは跳ねるは。中におんぶばったもおり、久しぶりにまじまじと眺めた。珈琲倶楽部での句会を終え、増水して音も無く不気味に早く流れる真間川沿いを自転車で帰った。帰宅してから俳句の掲載紙の夕刊を買い忘れたことに気が付く。

4362声 俳句の根

2019年10月25日

朝から土砂降り。それが夕方まで続く。千葉県の外房などでは冠水などで列車に運休が出ていた。蛇笏関連の本を読み終える。樹木が根を張って育つように、風土から育つ俳句がある。そういう俳句は強い。すこし良い缶麦酒を数本空け、明日の俳句教室の準備をして寝る。

4361声 秋灯下

2019年10月24日

ポストに掲載誌が届いていた。分かってはいるが、何だか見たいような見たくないような気持になり、深夜にこそこそ読む。知り合いがたくさん活躍しており、とても面白い。掲載されている自作は、やはり甘い部分が目に付き、無性に恥ずかしく、しばし秋灯を見つめる。今夜も電話が1件。

4360声 柔らかさ

2019年10月23日

取り掛かっていた連作が概ね完成する。しかし、弱い。並んでいる字面が弱い。夜に未知の人から電話が来るが、うまく会話が運ばず。文字でのコミュニケーションの柔らかさを改めて実感する。

4359声 即位礼の日

2019年10月22日

午前中は雨。珈琲を飲みつつ即位礼正殿の儀の中継をテレビで観て穏やかに過ごす。午後からは雨が上がり出かけるが、なにかと忘れていたり、うまくことが運ばず神経が磨り減る。夜はちょっとしたレストランで食事。フロアの片隅で、眉目秀麗な女性がピアノを演奏していた。旋律を聴きつつ、ふと、何でもない今日は、日本の令和時代の歴史的な日であることに、改めて心を寄せた。