日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。現在の担当者は堀澤、岡安、すーさん、抜井です。この4人が月替わりで担当しています。平成30年前半は、5月(堀)6月(抜)7月(岡)8月(す)9月(堀)10月(抜)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(抜)3月(岡)の順です。

3733声 届く

2017年01月26日

宅配の荷物が次から次と届く。
モノタロウ、ミスミ、アマゾン。

ずいぶん揃ってきた。

いっぺんに頼めればいいが、これがうまくできない。

今と同じ設備をもう一度作れと言われればおそらくすぐにできる。

配達員と毎日のように顔を合わせる。

嫌な顔一つせず届けてくれる。

明日も色々届く。

3732声 朝鮮飯店

2017年01月25日

今日も風が強い。
昼を過ぎたところで高崎駅前の気温計は10.5°C。
風が強いからもっと低く感じる。
朝鮮飯店の前を通ったら焼肉がおいしそうで、入った。
ランチどきの一階は満席で二階に通される。
二階の窓際、一番奥の席に座った。
焼肉に引かれて入ったのにカルビクッパを注文。
二階で食べるのはいつ以来だろう。
そういえば昔、高校3年の冬に、この二階に来た。
25年前になる。
高崎駅西口の朝飯は老舗だ。
友達10人くらいで新潟にスキーに行った帰り道、立ち寄った。
大きな部屋で、確かカラオケもあったと思う。
まだ高崎駅周辺はこんなに整備されていなかった。
なぜ覚えているかというと、その時好きだった女の子に旅の道中失恋したのである。
高校生のくせに酒を覚えていた私は、若さも手伝って相当な量のビールを飲んだ。
文字通り苦い思い出である。
ベロベロだったことまで覚えている。
純粋でかわいかったな。
まさかこんな大人になるとは夢にも思っておらず、仲間と一緒にいるのが楽しかった。
みんな元気だろうか。
久しぶりに立ち寄った朝飯でそんなことを思い出した。

3731声 注文

2017年01月24日

税務署に書類を提出。
醸造に際しての書類はこれで終わり。
今日はとても風が強い。
帰り道、スタバでコーヒーを飲む。
飲むのはほぼドリップコーヒーだが、注文の時「ドリップコーヒー」と伝えただけでは十分じゃない。
ホットかアイスか。
サイズは何か。
マグカップか紙カップか。
それを伝えないと終わらない。
私は「ホットドリップショートで。マグで。」と伝える。
いろいろ試してこれに落ち着いた。
本当は一つの単語で伝え切りたい。
けれどもどうしても「マグ」が入らない。

3730声 目と耳

2017年01月23日

今日はとても冷たく感じる。
体調のせいもあるかもしれないが寒いと思う。
辻井伸行というピアニストがいて、彼の弾く「ラ・カンパネラ」をたびたび聞く。
気に入って、iPadに登録した。
聞きたいと思ったときに聞くのだが、1日の終わりなどによく聞く。
朝も聞く。
彼のカンパネラは身体に沁みてくる、というか、完全発酵の日本酒のような親和性がある。
試しに、同じカンパネラを違うピアニストの演奏で聴き比べてみたこともある。
それぞれにいいが、辻井伸行のカンパネラを聞きたくなる。
辻井伸行のカンパネラははしゃがない。

落ち着いていて、繊細なメロディが耳に心地いい。
陶酔感みたいなものを、表面的に感じない。
NHKが、夜になると「ラジオ深夜便」という番組を流しているのだが、あれをよく聞く。
「ラジオ深夜便」のトーンは低くて、あのトーンがなんだかいいのだが、テレビでやっていても見ないと思う。

陶酔を求めるのは目なんじゃないか。

耳と比べた時に。
相撲中継も似ていて、陶酔感のある躍動的な取り口はラジオよりもテレビに向いていると思うし、じっくりと地味だけど丁寧な取り口は、ラジオに向いている気がする。
結婚式を音声だけで流しても誰も感動しないだろう。
何を言いたいかというと、エンターテイメントの中には、ラジオ的なはしゃがない親和性の心地よさもあるということを、思った。

きっと本当は、そこが大事なんだけれど。

見落とされがちというか、聞き落とされがちだが。
とはいえ、昨日の話に戻るが、稀勢の里は土俵の上でもっとはしゃいでいい。

3729声 初優勝

2017年01月22日

稀勢の里が優勝した。

土俵に上がって89場所目の優勝だから、実に15年の歳月が流れたということ。

相撲は、自分の形になって初めて勝てる競技である。

相撲だけではないかもしれない。

相撲以前に、そもそも自分の形になることが苦手なのが稀勢の里という人だと、今まで彼を見続けてきて、勝手に感じていた。

自分の形になるには、とにかく地道な努力が必要で、それから加えて、自分に酔う力、陶酔力みたいなものもどこかで必要なのだと思う。

稀勢の里はなかなか酔わない。

それは、もっと高いレベルを目指しているからかもしれないし、あるいは、とことん真面目で臆病なのかもしれない。

これでおそらく、来場所横綱に昇進することになると思う。

稀勢の里は、まれに見る地道な努力だけで横綱に昇りつめた力士だと思う。

横綱になったら、少しは自分の形に酔う相撲も見せてほしい。

稀勢の里の相撲は、もう十分かっこいいのであるから。

3728声 体調不良

2017年01月21日

トランプがアメリカ大統領に就任した。

体調があまりよくない。

もちろんトランプの大統領就任とは関係ない。

3727声 大寒

2017年01月20日

朝からどんよりと、いかにも厚そうな雲に覆われた空。
起きてストーブをつけたら、部屋の気温は0℃だった。
凍ってしまう。
醸造開始にあたって税務署に提出しなければならない書類が書き終わる。
これでやっとスタートラインに立てそう。
醸造開始の日にちを見当つけて、材料を発注した。
午後になって雪。
短い時間だったが大粒の雪が降った。
寒いわけだ。
今日は大寒らしい。
煮干しのだしで納豆湯豆腐を作った。
庭に植えっぱなしの長ねぎをたくさん入れて。
ナンプラーと酢を加え、ラー油をたらす。
なかなかおいしい。
春が待ち遠しいが、まだまだ先である。

3726声 何がわからないのかがわからない

2017年01月19日

待ち合わせの税務署へ歩く。
今日は風が強い。
書類作成をしているが、記入の仕方がわからないものを質問するために行った。
担当の酒類指導官もビールの申請は初めてらしく、あまりよくわからないらしい。

白いマスクをつけた男が二人、その場で考えながら記入することとなった。

かたや年齢はいくつなのか、少なくも私よりは若いだろう額に脂の光る真面目そうな男。

かたや寝癖の頭で酒の臭いがする男。

マスク越しに盛り上がるわけもなく、お互い余裕なんてないという雰囲気が充満する。
一通り、書類の書き方だけは理解でき、持ち帰り。
醸造所に戻って、一つずつ確認しながら書く。
ビールの醸造所はここ数年少しずつ増えているが、醸造所新設の市場ができるレベルではない。
酒類指導官がこの指導は初めてということも多いと思う。
設備も必要な機器を自分でかき集めて組み合わせていく。
大半が、何がわからないのかわからないところからの出発である。
それでも、一年近くもそういうことをしていると、わからないところがわかってくる。
ようやく、あと何がわかればビールができるのかがわかるところまできた。
何がわからないのかがわからない状態は、決して気持ちのよいものではない。
大事なのは、この一年その中に居続けた、ということだと思う。

3725声 水栓器具

2017年01月18日

風もなく雲もなく晴れている。
ガス屋の友人に、朝から水栓器具を扱う問屋に連れて行ってもらう。
プロの設備屋のための店である。
とにかくいろいろある。
ネジにも雄と雌とがあること、同じネジでもどこまでも閉まるネジと途中でストップするネジとあること、など、教えてもらう。
さすがプロ。
「堀さん聞いて下さいよぉ〜」と言ってくれる友人がありがたい。
洗濯をして、打ち合わせ、役所をはしご、セキチュー。
あっという間に夕方になる。
今日はこれから五郎さんの新店オープンのお祝い。
お祝いなんだから飲んでもいいか。
明日の昼までに仕上げなければならない書類もある。
飲んだらできない。
飲み過ぎた次の日もできない。

ひとまず保留。
考えながら、飲むことにする。

3724声 沈酔メモ

2017年01月17日

夕べは飲み過ぎた。
ちょっと一杯のつもりだったが朝起きたら頭痛がした。
沈酔メモ「酒は燗酒、純米ならなおよし」
わかる人にしかわからないかもしれない。
この半年のメモをまとめる。
6月
プライドって、そんなに出さなくていい
本気で読むとか本気で見るとかは、好きになったら自分を保てなくなる前提である
お酒に意識がいかないような酒
五郎さんと音楽ホールとどっちが大事かっていったら五郎さん
葛藤を伝え合うのは、譲る能力を無理なく身につけるトレーニング
相原家は玄関を入ると還元臭がする
酔ったら謝れ
俳句というのは、自分の外側に興味を抱くツールである。自分の外側に興味を抱くとは、孤独感から解放されるきっかけである
好きなことをやることで傷つきやすさはカムフラージュされるんだけど、その時こそ傷つきやすい自分と向き合わなければいけない
酒をやめます
7月
かわいい、は、様々なものを超えて行く自然発生的な何かだが、ほっとする、は、自分の歴史だ
好感は、かわいい、に宿るのか、ほっとする、に宿るのか。ほっとするに宿る、でなきゃおかしい
なぜ直さんに頼むかといったら、俺が死んだら悲しんでくれそうだから
クレマチスは補糖してるか
酒はお祝いで飲むもの
金髪のねぇちゃんの香水が酸っぱい。こいつは熱燗が好きなはず
何をやりたいのかという質問は、どう生きたいのかと、この事業の価値は何かを見極めなければ、答えられない。どう生きたいのか、は、そう簡単に答えられない
ポケモンゴーこそ頭でっかちである
ずんずんずんずんずんどこ
ひとしきり酔ったら、歩けない。歩けないのは同じなのに、歩けないことに身を委ねられないときがある。後者は、不満足を浴びたとき
8月
44才は気力で立っている
困ったときはサバンナで考えろ
音が割れたとき、入る余地ができる。そこで初めて主体的に心が動く
帳尻を合わせるための時間があまりにも長い
ルールに乗ることとの戦い。ルールブックは、ありそうでない
サッポロクラシックの方が一番搾りより寿司とマリアージュする
走っているときに、命の本質を感じる
9月
サーバー洗浄が終わるまでは酔えない
家族とは、言いようのない1日の不満足を抱えながらもそこへ帰ろうと思える場所のこと。ラーメン屋と同じ。ラーメン屋は翌日体調が悪くなる
作意と愛情は紙一重
己の醜さをどのくらいわかっているのか?わかってたらなぜそんな態度をとれるのか?
なぜ、嗜好品と言われる酒にそれほどこだわるのか。味覚には、了見が現れると信じているから
覚せい剤を選んでしまうのも了見。うまい酒を知らないだけ
常温でおいしくない酒はおいしくないというのは非常に偏っている
磯自慢はミルキー。寿司とは合わない
梅干しのどこが苦手かというと、酸っぱさが後から来るところ。最初に酸っぱくて次第にいなくなるのならばきっともっといける
できることはすべてやる
なげちゃいけない
そば湯は、そばがあるうちに飲みたくなる
男性の優先順位と女性の優先順位とを比べれば、女性の優先順位の方が正しいはず。命に基づいているから
10月
店に食事に行くと酒を飲みに行くの違いは、余裕があるかないか。余裕がない、を相手にしたい
酒を飲んで食べたくなるのは、体が冷えるから
酸が少ないとドライでも甘く感じる
感動が多くなると時間がゆっくり流れる
低いのはモラルではなく、フィードバック力、あるいは違和感
なぜわざとらしいのか?
11月
いつのまにか、食欲よりアルコール欲を優先している
菌は天然になればなるほどドライ。力強いものであればあるほど
力が弱い感じのよさ、を味わえるのが白隠正宗
12月
雪は寒さよりも美しさ。雪が好きな人は美しさが好きな人
江戸前とは、軽やか、まろやか、余韻
飲みすぎると、焼けたような息が出る
ブレンドは腰が抜けるのが早い
呪いの言葉で自分を固めてしまう
小布施は亜硫酸感。作り手は陽性か
若い頃は自分が甘えてるのがわかりにくい。寂しくなって誰かに連絡するのを躊躇したときに気づく

3723声 計測二日目

2017年01月16日

今日も計測。
やっていると慣れてくる。
図る容器はステンレスのボール。
ボールの内側に線が引いてあって、1000、1500、2000、、と容量が書いてある。
使い込んだボールのため、ボールの内側がアクで変色している。
線を見ながら水を測るのだが、線を見ているとずっと集中していなくてはならない。
線は細いから。
ところがそのアクの、変色した部分が終わったところ、と面積で見ていると、楽に構えていられるようになる。
そうやって慣れていく。
タンクは3つ。
昨日は1つしかできなかったが今日は2ついけるかもしれない。
200リットルのはずなのに測ってみると265リットルの理由はまだわからない。
それどころか、タンク毎に容量も違う。

自分の測り方が悪いのかと不安になる。

3722声 タンクの測量

2017年01月15日

朝起きたら雪が降っていた。
寒いはずだ。
今日は発酵タンクの計測。
やり方がわからないので国税庁のホームページを検索して、そこに計測方法が載っていた。
ところが見つけたはいいが、読んでもやはりわからない。
仕方がないから前になんとなく聞いていたやり方で取り掛かる。
まず、タンクに満タンの水を入れる。
そこから5リットルずつ抜いていき、その度にタンクについている水位チューブに印をつける。
やり方はシンプル。
タンクは200リットル。
水を抜く容器が3リットルまでのため、5リットル抜くのに2度の作業が必要になる。
200リットル抜くのに必要な作業回数は、80回。
そんなことを計算してから始めたわけではないけれど。
取り掛かったはいいがなかなか要領を得ず、途中で休み休み、午前中に始めたが終わったのは夜の10時を過ぎてしまった。
つけた印の数は53。
×5リットルだから265リットル。

タンクは200リットルのはずだが。
なぜだろう。

3721声 基準について

2017年01月14日

幸せも酒がうまいかどうかも、どこを基準にするかで簡単に変わってくるという意味で、同じだと思う。
酒はまず最初に何を飲むかで、次に何を飲んだらうまいかが変わったりする。
濃いめの酒を飲めばそこに基準が設定されてしまい、いくら普段うまいと思っている酒を次に飲んだとしても、それがいつものようにうまいと感じるわけではない。
あるいはもっと単純に、酒は水分だから喉が渇いていればそれだけでうまく感じる。
例えば、貧しさがとても苦しかった時代に生まれた者が今の日本にタイムスリップしたとしたら、手放しで幸せと思うかもしれない。
基準はとても相対的だ。
ならばその基準の最低ラインはどこにあるのだろう?
腹が減ったら食べられることか。
住む家があることか。
普通に呼吸ができることか。
基準はあくまで相対的である限りにおいてだけ、適当に騙し騙し生きていられるもののような気がする。
もしその基準がわかってしまったら、その基準を満たしていない現実を発見してしまったとき、どうすればいいのか。
最低限の幸せは、到底受け入れることのできないどうしようもない悲しみとの境目にあるのかもしれない。
そんなことをつらつらと考えていた一日だった。
大寒波が来ているらしい。
これも到底受け入れることのできない寒さなのかといえば、そんなことはない。
ならば幸せでいい。

3720声 注文しどろもどろ

2017年01月13日

醸造設備の備品の購入。
ホース、ポンプ、コンプレッサー、へルール、ニップル、、、
ホース、ポンプはわかる。
コンプレッサーからもう怪しい。
へルール、ニップル、さっぱりわからない。
それぞれに容量、サイズがあり、それを決めて、注文する。
ここ何日か、日がなそれをしている。
あっという間に夜になる。
昼間セキチューをうろちょろして、そこで揃わない物をネットで調べて注文する。
ネットのつながりがいまひとつだから余計に根を使う。
だが少しずつ、何がどこに必要なのかがわかるようになってきた。
それとともに、醸造の作業工程も明確になる。
もうちょっとだ。
金曜の夜のスタバは賑わっている。
腹が減った。

3719声 中島らも

2017年01月12日

昨夜は飲まなかった。
スタバのおかげ。
酒を飲まないのはいつ以来だろう。
酒を飲むにはおそらく理由がある。
その1つに、飲まないと寝られない、というのがある。
実際昨夜は寝つきが悪かった。
布団に入ったが眠れない。
落語でも聞こうとユーチューブを開いた。
さらっと聞ける噺を探す。
昇太の新作落語「ストレスの海」にした。
話術は真打ちでも、内容がくだらなすぎて余計に寝つきが悪くなった。
他はないかと探して、中島らもの落語動画が出てきた。
聞くと面白い。
ユーチューブは再生中の動画に関連する動画が画面右に出てくる。
そもそも中島らもをよく知らないから、他の中島らも動画も見始めた。
すべて面白い。
話し方は遅いがとても丁寧に話しているのがわかる。
と思ったら急に飛躍して聞き手を困らす。
あまのじゃくである。
晩年の、アルコール依存のインタビューがあった。
遅い話し方がさらに遅くなっている。
やっと喋っている。
「1日に、1人、天使がいれば、生きていけます。スポーツ新聞を売る、おばちゃんでも、立ち食いの、おばちゃんでも。これは、あっていると思います」
あっていると思います。

3718声 スタバる

2017年01月11日

気がつくと飲んでいる。
そして起き上がれなくなる。
その繰り返しである。
それでもスタバまでは歩いて行けるからまだいい。
それすらもできなくなったらと考えると恐ろしい。
駅前のイオンがどんどん出来ていく。
骨組みだけの高層建築の中で、相当な数の人がヘルメットをかぶって行き来している。
よくもこんな大きなものが作れたもんだ。
人間はすごい。
本日二回目のスタバ。
昼過ぎに一度来た。
夜また来ている。
ここは酒がないところがいい。

3717声 Mさん

2017年01月10日

隣家に住むMさんの話。
怒鳴り声の方とは反対側の隣家の方である。
この頃頻繁に会う。
うちの玄関を開けるとそのまま細い路地で、正面の家がMさん家族の家。
玄関同士が向き合っているから出入りの際に鉢合わせとなる。
Mさんの帰宅時にばったりとか、Mさんが外でタバコを吸っているときとか。
「よく会いますね」と、あまりに会うもんだから二人で苦笑することもあった。
一昨年の11月に越してきたときから、Mさんは会うたびに、「困ったことがあったらなんでも言ってください」と声をかけてくれた。
立ち話以外したこともないが、どこか馬が合うというか、面白い方である。
今日も夕方、日が暮れて玄関を出たときにそこにいた。
空を見ている。
私に気づくなり、「飛行機が3機飛んでいったんですよ」
私「あ、飛行機雲がありますね」
Mさん間髪入れず、「戦争でも始まるんじゃないかと思って」
恥ずかしそうに言うからなおさらに面白い。
私「月がきれいですね」
Mさん「そうなんですよ。私も好きなんですよ。この前テレビで京都の月の特集をやってたんですが、いいですよね〜。それを見ながら一杯やっちゃいました」
右手で盃を傾ける仕草をしながら、いたずらな顔で言う。
そうやって時々、私の言葉の少なさを補ってくれながら、楽しい話を聞かせてくれる。

3716声 休日のスタバ

2017年01月09日

今日も午前中からスタバ。
祝日の月曜日だが、勉強している若者が何人もいる。
私も家では集中できないからここに来る。
集中したいこともあれば、ただリラックスしたいこともある。
カフェのいいところは、どちらも許されるところだと思う。
すべき事はあって、けれどもできないで、スタバに来てコーヒーと雰囲気に後押ししてもらい、どうにか取り掛かる。
そうやって騙し騙し生きていたりする。
窓際に座る還暦くらいの女性二人が、意気揚々と議論している。
「ストレスって子供のことだよね。自分のことなんてなんとかなる」
「女の人ってそのときはやりの男に騙されるのよね」
そこにはいない、他の女性が話題の的らしい。
一通り話が済んで我に帰ったのか、当たり障りのない話になった。
そこは大人だ。
あぁやって、いくつになっても収まらない自分をこぼしている人を、最近見ない。

少なくとも私の行くスタバにはいない。

なので新鮮だった。
当たり障りのなさに嫌気がさすなんてことを、年をとるとふと感じるときがあるのである。