日刊鶴のひとこえ

この負け犬の遠吠…ではなく、鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。現在の担当者は堀澤、岡安、すーさんと、わたくし抜井です。この4人が月替わりで担当しています。平成29年後半は、10月(抜)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(抜)3月(岡)4月(す)の順です。

3744声 感染経路

2017年02月06日

如月らしい、澄んだ青空であった。
巷ではインフルエンザが猛威を振るっている。
職場や知人、生活圏内でインフルエンザが直ぐ近くにある。
蔓延っているのである。
 
こうなると、日々の生活もなんだか疑心暗鬼になってくる。
コンビニのおでんや、スーパーの揚げてある惣菜など、
むき出しで陳列してある惣菜を買うときに、心に迷いが生じる。
しかしながら、日々満員電車に乗っていたり、職場などで会話したり、
直接人を介するのが、一番危険な感性経路であろう。
 
この状況では、もう自己の免疫力に頼るしかないようである。
数年前のこの時期、体調を崩して病院に行ったことがある。
昼に受付をし、インフルエンザかもしれないと言うことで、
感染症の疑いのある者が通される隔離部屋で、
顔色の悪い他の外来者と一緒に待機することとなった。
 
結局、診察、検査が終了したのが夜になってしまったが、
インフルエンザの反応なしとのことで、
胃薬だかなんだかを貰って帰ってきた。
もう何型ともなく、様々なインフルエンザウイルスを、
数時間にわたり吸い込んでいたことになる。
この時期は病院も油断ならない。
そういえば、これを書いている今も、軽い頭痛が…。

3743声 暖房貧乏

2017年02月05日

午後から小雨。
まだまだ寒く、家にいる間は暖房が欠かせない。
家が古く隙間風が多いせいもあろうが、冷える。
当然、朝から晩まで暖房装置を付けっぱなすわけだが、
「温水ルームヒーター」なる装置が主力となっている。
 
この装置は、一見、ガスファンヒーターのようなのだが、
装置の裏に温水を通す線が出ている。
ガスで燃焼させて空気を暖めるのでなく、ガスで水を温め、
その温水の熱で空気を暖めるという仕組みである。
平たく言えば、温水暖房という訳である。
 
結露が起こりにくく、空気を汚しません。
というのがこの装置の「売り」らしく、
実際に使用していてまさにその通りだと実感した。
床暖房のごとく使用すれば、快適である。
そんな調子で、年末である。
家の戸口に挟まっていた、ガス検針の伝票に記載されていた料金に、
驚愕した。
何かの間違いではないか、とさえ思った。
二万円を越えているではないか。
プロパンガスといえど、二万の壁を越えることなど無いと、
多寡をくくっていた。
この装置を設置する前は一万円を下回っていたので、
やはり、この装置の燃費であることは確実である。
しかしながら、この快適なシステムに慣れてしまうと、
いまからストーブを引っ張り出そうとは思えない。
 
この冬は暖房貧乏。
口に出したときの語呂はとても良いのだが、
何だか薄ら寒い状況になっている。
本格的な春が待ち遠しい。

3742声 むなしい時間

2017年02月04日

風はつめたく、日差しはあたたかく。
立春らしい日和であった。
こんな気持ちのいい青空の下、二日酔いであった。

昨晩は人と待ち合わせをして、酒場へ向かったのだが、
何かとすれ違うことが多かった。
みな、気持ちだけ急いているような。
身体はまだ冬だが、心が先に春に向かっているからだろうか。
などと考えつつ、麦酒を飲みすぎてしまった。
瓶麦酒でちょこちょこ飲んでいればよいものを、
注ぎ注がれ、という手間を面倒に思い、
終始ジョッキを注文していたので、相当量飲んでしまった。
面倒に思うことこそ、心と身体のバランスが乱れているのであろう。

二日酔いの朝に、ジーンズのポケットから丸まって出てきた伝票。
そこに青いインクで長々と印字されている、
「生ジョッキ×1」の数を声を出して数えている時ほど、
むなしい時間ったらない。

3741声 冬耕

2017年02月03日

今日は節分、である。
こちらでは、ぽちりぽちりと梅が咲き始めた。
先週末は句会があり、千葉県八千代市へ探梅に出かけた。
参加者は私とほぼ同世代の俳人であった。
早咲きの梅を探して野をほっつき歩く、長閑な一日であった。
群馬でこの時期の探梅というと、寒風が吹きすさび、
梅などどうでもよいので、ともかく熱燗。
という具合であっただけに、風土の穏やかさを感じた。
結局、句帳に書きとめた句のほとんどに、
線を引っ張って消してしまったが、
冬の畑を耕している夫婦の光景を写生した句は、残すことにした。
その光景は、どこか故郷に似ていた。

3740声 串カツ調査記

2017年02月02日

快晴だが、日差しが凛と澄んでいて寒い一日であった。
先週は大阪に出かけていたのだが、小雪がちらついていた。
今回こそはと、立ち飲み屋を数件はしごしてきた。
目当ては「串カツ」である。
 
以前にも、大阪へ出かけた際に何度か食べる機会があったのだが、
毎回、その様相が違うことが気になっていたのである。
例を挙げると、串カツというと、細目のパン粉がついた小ぶりなもので、
ソースにとぷんと漬けて食べる印象があった。
しかし、ある大阪市内の居酒屋で注文した際に出てきた串カツは、
粗目のパン粉がついた大ぶりな、もはやフライのようなもので、
べったりソースがかかった状態で出てきたのである。
予想を大きく裏切られ、それから、串カツのスタイルについて、
気にかけるようになった。
 
今回は調査とまでは行かないが、本場で、
いろいろな店の串カツを見たいと思った次第である。
立ち飲みや二軒と居酒屋一軒に行き、前者は二軒は、
細目のパン粉で卓上のウスターソースを使用するスタイル、
後者一軒は例に挙げた店なので、粗目のパン粉にソースが
かかっているスタイル。
しかし、いずれも梅田近辺だったので、地域性は検証できなかった。
串カツもさることながら瓶麦酒を鱈腹飲んでしまい、
四軒目に行くことも無く、調査は断念した。
おまけに、どの店でもどて煮と串カツしか注文していなかったことがたたり、
その晩から、ひどい胸やけに悩まされることになった。
 
翌朝、宿泊先ホテルの朝食のバイキングに添えてあった串カツは、
衣はごく細目で薄く、具も小ぶりなもので、ソースは二度漬け禁止の、
あの王道のスタイル。
結局、胸焼けの中ではあったが、これが一番美味しかったかもしれない。

3739声 待春

2017年02月01日

本年もよろしくお願いいたします。
堀澤さんひと月の間お疲れさんでした、シンキチ醸造所ではその名の通り、
遂に麦酒の醸造が始まるのですね。
そして、このひと月で、セキチュー派だということがよく分かりました。
群馬県に縁のない人は「セキチュー」と見ても、ピンと来ない人が大半。
と言いたいところですが、関東圏に数店舗あるのですね。
セキチューには、「たこ顔」なるたこ焼き店が併設されている店舗が多くあって、
このたこ焼きを昔からよく買っておりました。
年末に高崎駅へ立ち寄った際、1階のイーサイト内にこのたこ顔が出店していたので、
驚きつつ、一船購いました。
私の中で群馬のたこ焼きといえば、幼少時分から食べ慣れた下小鳥にある「大黒屋」か、
このたこ顔でした。
それも、「築地銀だこ」がみどり市で創業される前の話ですがね。
さて、二月。
今日は関東地方の多くの場所で晴れ、10℃を越えていました。
春遠からじですね。
それでは、またひと月のお付き合い。

3738声 発酵

2017年01月31日

菌の気持ちがわかるようになりたい。

3737声 うがい薬

2017年01月30日

朝から醸造所に引きこもり。
一つずつ確かめながらシュミレーション。
途中、今回配管をやってくれた友人が様子を見にきてくれた。
設備についての疑問点をぶつけるとその場で解決する。
とても助かる。
一通り最後まで終えて夕刻、また買い忘れに気づく。
ヨウ素液がない。
麦芽のでんぷん反応をみる試験薬が必要だった。
薬屋にあると聞いていたので、駅まで行き、マツモトキヨシで尋ねてみた。
ないと言う。
反対側の同じマツモトキヨシにも行ってみた。

そしたら、うがい薬ならばあると。

うがい薬もでんぷんに反応するか?
他にないかとヤマダ電機の地下の薬局にも行った。
やはり、ない。

うがい薬ならばあると。
仕方がないから、うがい薬を買ってきた。
大丈夫だろうか?
明日、ビールを仕込む。

3736声 シュミレーション

2017年01月29日

醸造のシュミレーションをしてみた。
釜にお湯が溜まるまでの時間、糖化温度になるまでの時間、ポンプ移動に要する時間、沸騰するまでの時間など、計りながら。
途中、コンプレッサーの排出口に接続する器具がないことに気づく。
セキチューに行けばなんとかなるだろうと行ってみた。

だが水栓器具とはまた違ってよくわからない。
3/8、1/4、1/2とブツブツ言いながら物色していたら、棚の向こうにいた女性に怪訝な顔をされてしまった。

恥ずかしかった。
どうにか、パーツは揃った。

それにしてもセキチューは大概のものがある。

すっかり日も傾いてしまい、シュミレーションは今日中に終わりそうにない。
続きは明日に持ち越し。
これから、知人の店が今日で最後なので最後に顔を見に行く。
飲みすぎないように。

3735声 ハンドドリップ

2017年01月28日

暖かい。

昨日から急に、鼻水が出る。

目も痒い。
まさかもう花粉だろうか?
昼から仕込みをして、終日店が忙しかった。
仕込みの合間に、コーヒー豆を挽くため年末に購入した電動ミルを動かす。
豆があっという間に挽ける。
豆は、桐生伊東屋から買ったエチオピア産の豆。
エチオピア産の豆の酸味が好きでよく飲む。
材料はいいが腕が足りずに味は今ひとつ。

コーヒーのドリップも麦芽のドリップも温度と時間が肝だ。
おいしいコーヒーを入れられるようになりたい。

3734声 お祓い

2017年01月27日

醸造所のお祓いをしてもらう。
近くの愛宕神社にお願いした。
神主が来てくれて、厳かに一通り執り行ってくれた。
直筆の祝詞は聞いてもいったいどんな内容なのかよくわからなかったが、「かしこみ〜かしこみ〜申〜す〜」というところだけは耳に残る。
「かしこみかしこみ」は「恐み恐み」と書いてあった。
まず恐れがないとこのお祓いも意味がなくなってしまう。

3733声 届く

2017年01月26日

宅配の荷物が次から次と届く。
モノタロウ、ミスミ、アマゾン。

ずいぶん揃ってきた。

いっぺんに頼めればいいが、これがうまくできない。

今と同じ設備をもう一度作れと言われればおそらくすぐにできる。

配達員と毎日のように顔を合わせる。

嫌な顔一つせず届けてくれる。

明日も色々届く。

3732声 朝鮮飯店

2017年01月25日

今日も風が強い。
昼を過ぎたところで高崎駅前の気温計は10.5°C。
風が強いからもっと低く感じる。
朝鮮飯店の前を通ったら焼肉がおいしそうで、入った。
ランチどきの一階は満席で二階に通される。
二階の窓際、一番奥の席に座った。
焼肉に引かれて入ったのにカルビクッパを注文。
二階で食べるのはいつ以来だろう。
そういえば昔、高校3年の冬に、この二階に来た。
25年前になる。
高崎駅西口の朝飯は老舗だ。
友達10人くらいで新潟にスキーに行った帰り道、立ち寄った。
大きな部屋で、確かカラオケもあったと思う。
まだ高崎駅周辺はこんなに整備されていなかった。
なぜ覚えているかというと、その時好きだった女の子に旅の道中失恋したのである。
高校生のくせに酒を覚えていた私は、若さも手伝って相当な量のビールを飲んだ。
文字通り苦い思い出である。
ベロベロだったことまで覚えている。
純粋でかわいかったな。
まさかこんな大人になるとは夢にも思っておらず、仲間と一緒にいるのが楽しかった。
みんな元気だろうか。
久しぶりに立ち寄った朝飯でそんなことを思い出した。

3731声 注文

2017年01月24日

税務署に書類を提出。
醸造に際しての書類はこれで終わり。
今日はとても風が強い。
帰り道、スタバでコーヒーを飲む。
飲むのはほぼドリップコーヒーだが、注文の時「ドリップコーヒー」と伝えただけでは十分じゃない。
ホットかアイスか。
サイズは何か。
マグカップか紙カップか。
それを伝えないと終わらない。
私は「ホットドリップショートで。マグで。」と伝える。
いろいろ試してこれに落ち着いた。
本当は一つの単語で伝え切りたい。
けれどもどうしても「マグ」が入らない。

3730声 目と耳

2017年01月23日

今日はとても冷たく感じる。
体調のせいもあるかもしれないが寒いと思う。
辻井伸行というピアニストがいて、彼の弾く「ラ・カンパネラ」をたびたび聞く。
気に入って、iPadに登録した。
聞きたいと思ったときに聞くのだが、1日の終わりなどによく聞く。
朝も聞く。
彼のカンパネラは身体に沁みてくる、というか、完全発酵の日本酒のような親和性がある。
試しに、同じカンパネラを違うピアニストの演奏で聴き比べてみたこともある。
それぞれにいいが、辻井伸行のカンパネラを聞きたくなる。
辻井伸行のカンパネラははしゃがない。

落ち着いていて、繊細なメロディが耳に心地いい。
陶酔感みたいなものを、表面的に感じない。
NHKが、夜になると「ラジオ深夜便」という番組を流しているのだが、あれをよく聞く。
「ラジオ深夜便」のトーンは低くて、あのトーンがなんだかいいのだが、テレビでやっていても見ないと思う。

陶酔を求めるのは目なんじゃないか。

耳と比べた時に。
相撲中継も似ていて、陶酔感のある躍動的な取り口はラジオよりもテレビに向いていると思うし、じっくりと地味だけど丁寧な取り口は、ラジオに向いている気がする。
結婚式を音声だけで流しても誰も感動しないだろう。
何を言いたいかというと、エンターテイメントの中には、ラジオ的なはしゃがない親和性の心地よさもあるということを、思った。

きっと本当は、そこが大事なんだけれど。

見落とされがちというか、聞き落とされがちだが。
とはいえ、昨日の話に戻るが、稀勢の里は土俵の上でもっとはしゃいでいい。

3729声 初優勝

2017年01月22日

稀勢の里が優勝した。

土俵に上がって89場所目の優勝だから、実に15年の歳月が流れたということ。

相撲は、自分の形になって初めて勝てる競技である。

相撲だけではないかもしれない。

相撲以前に、そもそも自分の形になることが苦手なのが稀勢の里という人だと、今まで彼を見続けてきて、勝手に感じていた。

自分の形になるには、とにかく地道な努力が必要で、それから加えて、自分に酔う力、陶酔力みたいなものもどこかで必要なのだと思う。

稀勢の里はなかなか酔わない。

それは、もっと高いレベルを目指しているからかもしれないし、あるいは、とことん真面目で臆病なのかもしれない。

これでおそらく、来場所横綱に昇進することになると思う。

稀勢の里は、まれに見る地道な努力だけで横綱に昇りつめた力士だと思う。

横綱になったら、少しは自分の形に酔う相撲も見せてほしい。

稀勢の里の相撲は、もう十分かっこいいのであるから。

3728声 体調不良

2017年01月21日

トランプがアメリカ大統領に就任した。

体調があまりよくない。

もちろんトランプの大統領就任とは関係ない。

3727声 大寒

2017年01月20日

朝からどんよりと、いかにも厚そうな雲に覆われた空。
起きてストーブをつけたら、部屋の気温は0℃だった。
凍ってしまう。
醸造開始にあたって税務署に提出しなければならない書類が書き終わる。
これでやっとスタートラインに立てそう。
醸造開始の日にちを見当つけて、材料を発注した。
午後になって雪。
短い時間だったが大粒の雪が降った。
寒いわけだ。
今日は大寒らしい。
煮干しのだしで納豆湯豆腐を作った。
庭に植えっぱなしの長ねぎをたくさん入れて。
ナンプラーと酢を加え、ラー油をたらす。
なかなかおいしい。
春が待ち遠しいが、まだまだ先である。