年末の買い出し。岡安家は、元旦になると長姉一家が訪ねてきて、姪っ子2人も加えてわいわいとお正月を過ごすことが恒例となっている。今年は不幸もあったのでおめでとう気分ではないが、元旦くらいは良いものを食べようと例年のように買い出しに出た。
今日は、たまたまだがスーパーのはしごをした。というか、吉岡町のスーパー状況は異常と言っても良いのではないか。長野県を中心に展開していた「ツルヤ」が出店したと思ったら、その道路向かいにどでかいヤマダ電機とビバホームのショッピングモールができた(そのモールの東側に「ジャパンミート」という食肉中心のどでかいスーパーが入っている)。そして、気づかぬ間にその道路向い奥にお正月の買い出しと言ったらここの「角上」ができていた。
まずは、全体として美味しいものが多い「ツルヤ」へ。まだ日が遠いのか、店員さんがかまぼこなどを並べている最中だった。1件目であることもあり、ふんふふんとそれぞれの値段を見ながら、でも結局いつも買うヨーグルト(「信州八ヶ岳高原ジャージーヨーグルト」の加糖のやつはめちゃくちゃ美味いぞ。買ってみて!)程度の買い物しかせず。
続いて、2度目の来店となる「ジャパンミート」へ。肉の赤と、店内装飾の黄色とがギンギラギンで僕くらいのおじさんには目がくらくらする。価格はとにかく安い、大量。揚げ物惣菜がどーんと乗った弁当が400円前後で大量に積まれていることから、そういう加工と売り方をしている店だということもわかる。マニアックな肉も売られており、元旦に向けて骨付きの大きな鶏肉が買いたかったので、それをピンポイントに、あとは適当に安くて良いものを買う。
続いて、「角上」へ。これもまた日が早いのか、それほど混んだ様子ではなかった(というか、これだけ大型のスーパーが乱立していてお客の取り合い状態では)。お目当てのまぐろの柵に冷凍がなく、でもそうすると生魚は買わないのでここで買わねば!なものを見失った。とりあえず、数の子や筋子(岡安家は雑煮に筋子を入れるのだが、全国そうだと思っていたその行為は親父がただそうしたかっただけのレアケースだということに大人になってから気付いた)を購入。
そして(ここまで相変わらずの意図があるかわならない長文)その3件を回ってくたくたになった我々買い出し班の目に留まったのが、その3つができる前からずっとここにあった「食の駅ぐんま」であった。ここまでくれば3軒も4軒も変わらんと、数年ぶりに中に入る。
すると、その店内にある〇〇さんが作った里芋、とか、パッケージもなく詰め込まれた切り餅などが・・輝いて見えたのだ。不思議なものだ。きんきんきらきら特売のお正月商品(あるいはそれに類似した商法)を見過ぎたせいか、土付きの野菜が輝いている。
改めて、小売りとは何か?に触れた買い出しだった。