今月初めから耳鼻科に行こう行こうと思ってはいるものの、中々時間が見つからず、もう月半ばになってしまった。そろそろ花粉症の薬を仕入れねばまずいことになる。得体のしれぬ肺炎の流行で、都内はものものしい雰囲気であるし、マスクは売り切れて手に入らぬし。ひとまずはもろもろ一区切りついているので、週末は吟行に専念したい。
2020年02月14日
今月初めから耳鼻科に行こう行こうと思ってはいるものの、中々時間が見つからず、もう月半ばになってしまった。そろそろ花粉症の薬を仕入れねばまずいことになる。得体のしれぬ肺炎の流行で、都内はものものしい雰囲気であるし、マスクは売り切れて手に入らぬし。ひとまずはもろもろ一区切りついているので、週末は吟行に専念したい。
2020年02月13日
朝がたに小雨、その後はすきっと晴れて暖かな一日だった。春の日差しの匂い。夜、自転車に油を差していると朧月といった具合に、良い月が出ていた。このママチャリも五年だか六年ほども経つのでだいぶヘタってきた。全体的に錆びが浮き出ているし、ハンドルのブリップやサドル、前カゴは一度交換しているがすでにボロボロ。鈴は吹き飛んでいるし、変速機は四段の内の四段目が死んでいる。漕ぐたびにチェーンがカラカラ鳴り、思いっきり漕ぐとすぐに外れる。そんな中で、タイヤだけは一度も交換したことがないし、パンクも一度もした事が無い。耐パンク性能のあるタイヤではなく、普通のタイヤである。走行距離数が少ないということもあろうが、驚異の耐久性を実感している。この自転車のフレームにはブリヂストンと書いある。
2020年02月12日
暖かな一日。梅の木を一本も見ることも無いような生活だが、梅のつぼみがたいぶ綻んだと思う。句集をぽつぽつ読み進める。変なポーズが無い、自然体の、その人の素顔が見える俳句は良い。逆を返せば、ポーズや作り笑いのような表情が見える句には、萎える。そう言えば、安積素顔という、良い俳人もいたなと、思い出した。
2020年02月11日
建国記念日で休日。ひねもす快晴。昨晩は麦酒二缶だけにして、しかもゆっくり飲んだためか、起床するとだいぶ体調も回復していた。回復したらしたで、また麦酒に手が伸びてしまう。庭のパンジーがしわしわになってきたので、水を多めにあげてみる。同人誌の作品評と俳句を入稿。これで、一区切りついた。冬の句を徐々に整理しはじめる。
2020年02月10日
風邪がぶり返したというか、悪化したというか、体調芳しからず。花粉症もすこし症状が出ているのかも知れない。ウイルスの流行でマスクが巷に売っておらず、花粉の時期がおそろしい。先日の句会でもマスクの句が沢山でていた。マスクは冬の季語なので、私などはやはり立春を過ぎてから作るマスクの句には違和感がある。しかし、近ごろは一年中マスクをしている人も多くいるので、俳句に触れる人たちの間でそのあたりはゆるくなってきているのであろう。
2020年02月09日
俳句大会のため、朝から茨城県つくば市へ。つくばエクスプレスに初めて乗車した。茨城県に入ってからの車窓、その田が広々としている明るさは、群馬県で言うと、どこと無く両毛に似ていると感じた。ひとしきり近代的な町や都市公園を吟行して句会。今回は選者の選句が被っていなかった、つまりみな違う句を特選に選んでいた。長年俳句に触れていても、感銘を受けるポイントというのは一様にならないのだと、改めて感じた。帰りは群馬勢と北千住で一杯飲んで別れた。
2020年02月08日
朝、家の周りの草むしりをしていると、背中がじんわりと日でぬくもった。まぎれもなく春である。しかし、抜こうとしている草はまだ冬の気配が強く、しっかりとした根を抜くのが一苦労であった。こんな雑感を記すとは、私も年を取ったなと、苦笑いをしつつ書いている。定例の句会のため原宿へ。ウイルス流行のためか、原宿もいつもより人出が少なく、句会も参加者が少なかった。
2020年02月07日
晴れてはいるが、ひねもす春寒。風邪は治りかけているが、まだ芳しからず。作品評にとりかかるが、そちらも芳しからず、すぐに止める。短冊の揮毫依頼が届いていた。先月は企画展用の色紙をやっとの思いで一枚完成させたところ。このところ墨をする機会が増えてきた。絶望的に下手な字だが、誠意だけは伝わるようにしたい。来週の句会行程を作って床につく。
2020年02月06日
冴え返る一日。春に向いていた心が一気に後ずさる。まさに〈昃れば春水の心あともどり(星野立子)〉という雰囲気を実感した。お礼状の第二次を出し終え、葉書で投句を二つ。俳句などに携わっていると、葉書をよく使う。相手に送るときは住所を書くので、その人がどんな風光の場所に住んでいるのか、想像しながら書く。これからどんな町に届くのか、考える楽しさは、メールなどのデジタルよりも、やっぱりアナログならではのたのしみである。
2020年02月05日
仕事で池袋へ行き、昼は「サン浜名」なるレスラーっぽい店名の大衆食堂へ寄った。雰囲気といい、料理といい、私にとっては美を感じる趣があった。それはもちろん、シャレたグルメ雑誌に載っているような美ではない。とんかつはとても美味しかった。会計時に「はいおつり二百五十万円ね」というギャグ、久しぶりに聞いた。
2020年02月04日
立春、らしい気候。宵の口にはらりと時雨。月が煌々としているのに雨という、おもしろい光景であった。連日のコロナウイルス蔓延との報道のため、都内の列車内など、ひとつ咳をしようものなら戦々恐々とした雰囲気が漂う。同人誌に載せるための作品評の下選を終える。これから本選をして評を書かねばならぬのだが、締め切りが週明けなのだが、今日はもう寝る。
2020年02月03日
どうにかお礼状を2通ほど出し終える。伝えなければいけないお礼がたまりに溜まり、メールで「ありがとう」というわけにもいかぬので、また溜まる。今日は節分。夜に一本、原稿を入稿する。連作で全部、桜の句。窓から眺めると月がやや朧であった。
2020年02月02日
朝から山のふもとの寺に行き、法事を済ませ帰って来た。一日仕事になってしまった。寺の境内には蝋梅がたくさん咲いており、底冷えの本堂で正座している最中、しばし和んだ。久しぶりに会った住職に加齢の相が濃く、と同時に自身の年齢を思い、しみじみと時の流れを感じた。寒暖の差で軽く風邪をひいた。
2020年02月01日
今日から(ぬ)。一月は新春の俳句ingから始まり、俳句賞の贈呈式で慌ただしく終わった。朝から穏やかな日差しに、夢から覚めた思いがする。枝を移る鳥の声など、もう春がそこまで来ている感じがする。午後から法事のため群馬へ移動。移動に時間が取られ、前橋あたりに着いたときには、日が暮れていた。夜半に呑竜仲店などアーケード周辺をすこし歩く。
2020年02月01日
穏やかに晴れた一日。そして、バレンタインデー。先日の句会で、日本におけるバレンタインデーの習慣はナンセンスと言い放った若い女性がいた。たしかに、昨今はそういう風潮があり、以前よりイベント性が薄まってきている感じがする。バレンタインの句も、令和時代はそういう雰囲気を孕んでいくのだろうな。
2020年01月31日
朝から樽詰めをしてタンク洗浄まで。IPAの時はホップ粕が大量なため手間取る。ひと通りきれいになったところで松屋へ。朝定食にギリギリセーフ。今日もソーセージエッグ定食はおいしかった。こんな生活も慣れてきた。先日亡くなった宍戸錠は晩年一人暮らしで、ほとんど食事は近くのコンビニの弁当だったらしい。よく買いに行くコンビニの店主ともすっかり顔見知りで、亡くなる前日も買いに来て「俺の身体はここの弁当でできている」と言っていたとか。ならば私の身体は松屋のソーセージエッグ定食とガストの目玉焼きセットでできている。そう言っても過言ではない、くらい食べている。松屋とガストにはとても感謝している。本当は、安住紳一郎アナのことを書こうと思ったのだが、また今度にしよう。昨夜安住紳一郎の日曜天国の前回放送分をラジコで聞いていて、あまりにもおかしくて、ニヤニヤ笑い転げた。オープニングのフリートークで30分、完全に芸になっている。もうそこいらの落語家もかなわない話芸だと思う。今私は同世代で一番自慢できる人は誰ですかと聞かれたら、イチローでもキムタクでも貴乃花でもなく、安住紳一郎と答える。そんなことは誰にも聞かれないだろうが。
2020年01月30日
朝から仕込み。通算150回目の仕込みは、今日で醸造をスタートしてからちょうど丸3年という、キリのいい日となった。今日の仕込みはふきのとうのビール。3年前と同じレシピで仕込んだ。どのくらい腕が上がったか見てみたくて。この3年間は、長かった。何がわからないかを少しずつわかっていく期間だった。何がわからないのかすらわからないのに、ビールは作らなければならない。こんな恐ろしいことはない。必死に探した。ようやく3年たって、落ち着いて仕込みをできるようになった。何もわからなかった時を忘れちゃいけないなと思う。でも忘れるんだけどね。ヨーロッパの旅のあの孤独感も、すでになかなか思い出せないんだから。忘れないで心に刻むことも大事かもしれないが、同時に、わかってきたことで得た安心をエネルギーに変えていく、という気の引き締め方もある。おいしいビールが作りたい。
2020年01月29日
酒のメニューを作って配達をして、今日もロイヤルホスト。身体が重い。けれどもコーヒーはおいしい。水もおいしい。珈琲館は水がおいしくない。おしゃべりのおばさんが入ってきた。おばさんのおしゃべりのリズムが苦手だ。苦手なのはおばさんのおしゃべりのリズムじゃなくて、おしゃべりなおばさんのリズムが苦手なんだと思う。おばさんのおしゃべり全てが苦手なわけじゃない。おしゃべりなおばさんは大抵が、リズムが悪い。ときに、リズムがない。垂れ流しなのである。日が出てきた。今日は暖かくなるようだ。