日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和8年度は4月(坂)5月(ぬ)6月(岡)7月(す)8月(堀)9月(坂)10月(ぬ)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(坂)3月(ぬ)の順です。

6152声 久々の

2025年04月11日

久々のボスキャラとの協議。相変わらず打てるはずのないボール球を投げてくる。でも最近は多少、慣れてきた気もする。数発くらっても、終わって立っていればこちらの勝ち。そんな気持ちで今日もひとつクリア。

6151声 新しい木曜

2025年04月10日

娘のピアノ教室がスタート。本格的に通うことになれば、木曜の夕方はバタバタ確定だ。今日は妻に助けられ、私は本屋へ。『新しい世界の資源地図』を買って少しだけ読み始めた。教室の後は3人で外食。つい飲み過ぎた。

6150声 春の隙間

2025年04月09日

特に何かあったわけでもないが、そんな日も悪くない。新年度の慌ただしさの中、静かな一日がぽっかり空くと、少しほっとする。春の風と同じように、こうした隙間もまた必要だと感じる。

6149声 夕暮れの桜

2025年04月08日

娘のひと声で、急きょお花見へ。サンドイッチとビールを手に、自転車で公園まで。日が暮れ、ライトアップされた桜が夜空に浮かぶ。家族で過ごすこうした時間が、何より贅沢で、春らしい。気が合うな、と思う瞬間。

6148声 期待

2025年04月07日

部内向けのOMUT見学会を実施。どの職員も「格好いい」と口を揃え、テンションの上がる空間に仕上がったと感じている。こども達がこの場所で思いきり羽を伸ばし、デジタルの世界で自由に才能を伸ばしてくれたら嬉しい。

6147声 決めるのは娘

2025年04月06日

家族で高崎イオンへ。ようやくヘルメットを買い、春物のワンピースも。親としては選んであげたい気持ちもあるが、最終的に購入を決めるのは娘。好みや主張がはっきりしてきたことを感じる。成長を喜びつつ、少しの寂しさも。

6146声 春の週末

2025年04月05日

高崎さくら祭りへ。七分咲きの桜と春の陽気に包まれながら、和太鼓の音が響く。娘は3色綿あめを手に、青い部分で顔が“デビル”化。夜は渋川の実家での会食、そのまま一泊。春がゆっくりと、家族の周りにも広がっている。

6145声 カレーの力

2025年04月04日

保育園からの急報。娘が発熱と嘔吐で迎えに行くことに。普段より感情を引いた表情が、なぜか少し美人に見えるのは親の欲目だろうか。家に帰ると「カレーなら食べられる」と言い、完食。アニメを観ながらそのまま眠りに落ちた。ひとまず安心。

6144声 頼れる軸

2025年04月03日

新年度初の広報ミーティング。T君は新規採用から3年目、最も信頼して業務を任せられる存在に成長した。新しい2人が慣れるまでは、まずは彼と軸を作り、進めていく。やや落ち着かない立ち上がりも、春の風物詩のようなものだ。

6143声 隣の課へ 

2025年04月02日

歓送迎会。共にアルメニアへ渡り、3年の激務を支えてくれた係員が異動。別れは寂しいが、隣の課なのでいつでも顔が見えるというのが救いだ。頼れる背中に心からの感謝を込めて、新たな門出を見送った。

6142声 6年目の春

2025年04月01日

新年度のスタート。異動はなく、異例の6年目へ突入することとなった。新たに2名の係員を迎え、OMUT開所に向けていよいよラストスパート。毎年のことながら、新しい顔ぶれが加わることで、同じ場所にも新しい空気が流れ出す。

6141声 形にする

2025年03月31日

 高山村を歩いて制作した「高山村ガイドマップ」を役場に納品した。僕が暮らす中之条町のお隣、高山村との仕事は長く、今回も過去に作成したポスター、小冊子「たからのやまたかやま」に続く流れでデザインや内容も関連付けた。こと高崎市や前橋市の広報となればあまりに広すぎるし関わる人や団体も多すぎるので僕の手には全く負えないが、こと高山村サイズになるとただのデザインだけではなくいわゆるブランディングもしているのだという自負がある。もちろん、村は僕なんかには捉えきれないほど広く深いし、僕一人ではなく前にも書いたようにこの仕事は村を愛する人たちとのグループワークなので、表現のできなさや表現の楽しさがある、とても大切な仕事だ。

 高山村といえば、天文台とロックハート城と道の駅、国道145号を往復はするけれど他は、という方も多いと思う。だけども、村の良さを知るためには北へ南へ、葉脈のように広がる小道を見歩くのが一番。それは、大自然でも人工的な建造物でもなく、村人たちが畑を起こし道祖神を祀り大切にしてきた、里山の風景だ。正月から歩き始め、けっこうな道を歩いたが、その時間は僕にとってとても大切な癒しの時間となった。道の駅などで配布するコンパクトな地図、という形にしたことで、村の道を歩く人が1人でも増えれば、それほど嬉しいことはない。(ここまで岡安)

6140声 偲ぶ

2025年03月30日

 今日、「よたっこのよた市2」は大盛況に終わった。群馬県上野村で農業をしながらカフェを開いたyotacco。黒澤恒明さんと美穂さん夫婦の人柄もあり、県中心地からは遠方の地である上野村にyotacco目当てで足を運んだ人は多かった。僕は今回このイベントのフライヤーを担当したのだが、そのイラストを描いてもらった星野博美さんの絵画展をyotaccoで行った際に上野村まで見に行った。仕事熱心だけど、ちょくちょくボケをかましてくる恒さんと、まっすぐ聡明な美穂さん。イベント出店も多く、今回のイベントに集まった60近い出店者は2人がこれまでに関係し時間や思いを共有してきた人たちばかり。

 昨年、美穂さんが病で亡くなり、恒さんが考えたのが以前yotaccoで行った「よたっこのよた市」をもう一度行うこと。フライヤーには「この場所に笑顔と喜びが溢れることで、彼女がこの地に暮らしたことを記念し、祝うことができたら嬉しいです。」という言葉を残している。美穂さんが上野村へ来る前から習っていた楽器・ハンドネオンの先生である小川紀美代さん、上野村でこの歌を聴かせたいと恒さんがオファーした工藤祐次郎さん、LITTLE TEMPOからTICOさんと小池龍平さん、そしてPAも務めたkuniROCK主催の岩崎有季くんによる演奏も見事に山間と調和し響いていた(前日から準備手伝いで泊ったのだが、岩崎家にふるまってもらったもつ鍋美味しかった・・)。

 本部には、美穂さんの写真がまっすぐにステージを見つめる角度で置かれていた。それを花が囲む。最愛の人がいなくなること。僕はそこまでド直球の体験はないものの、年それなりの経験もし、自分が持つ痛みにも触れながら恒さんの頑張りを、このイベントの盛り上がりを見続けていた。

 

6139声 映画を観る

2025年03月29日

 昨日は終日、第38回高崎映画祭に参加していた。映画祭も終盤、この日は「中之条町スペシャルデー」ともいえる一日。僕が実行委員長を務める伊参スタジオ映画祭がはじまるきっかけとなった『眠る男』(昨年完成したばかりの4Kレストア版)、中之条町で撮影された『水の中で深呼吸』(脚本は、伊参シナリオ大賞歴代受賞者の上原三由樹さん)、同じく町の四万温泉で撮影された『兎姉妹』(シナ大歴代受賞者の外山文治監督が関わっている)、そしてシナ大の最も新しい作品である上野詩織監督の『生きているんだ友達なんだ』。伊参スタッフが僕以外2人しか参加できなかったのが残念だが、高崎芸術劇場という最高の映画環境でこれら作品を見直して、実に充実した一日となった。

 それら上映の後は『ひかりさす』の上映。これは桜川市の観光映画として制作されたもので、監督も俳優も映画関係者が努めた(俳優の斉藤陽一郎さんと根矢涼香さんがこの日来場したのも良かった)。上映後には、僕も登壇者となり「このまちで生きる喜び」というテーマでトークを行った。地域のPRとして映画やドラマが効果を生むということは、その作品のファンが現地を訪れる聖地巡礼などという言葉と共に知っている人も多いと思う。僕個人の意見としては、映画を作れば人が来る、などということは稀で、むしろすぐに反応がないことに意味があると思っている。上記したように中之条町では昔も今もたくさんの映画がつくられているが、その映画に映る町の景色は少し違って見える。それによって、場所と鑑賞者の間に<親密さ>が生まれる。その程度で良いのではないか、それが大切なのではないか。

 それ以上の効果を生むこともある。例えば、映画『眠る男』が作られた。映画内で出てくる絵画を描いたのは平松礼二氏。氏が映画拠点となった廃校(現在の伊参スタジオ)で絵画教室を開いた時に中之条町に来たのが山重徹夫氏。彼は後に「中之条ビエンナーレ」を町と共に立ち上げ、その芸術祭は県内外に知られる国際芸術祭となった。つまりは、『眠る男』が作られなければ、伊参スタジオ映画祭はもちろんだが中之条ビエンナーレも多分ない。それくらい物事は偶然と必然をはらんでおり、だからこそ1本の映画が作られるということは、尊いことなのだと思う。

6138声 任せる

2025年03月28日

 人に任せることは苦手な方だと思う。自分で仕事を抱え込み、ため込み、遅い。それは同時に、自分一人で端から端までやり切れる、という意味でもある。こと映像仕事は一般的にはスタッフワーク、分業が多い。それを一人で行う。何時間と撮影をして同じ時間をかけて見直し、伝わるように組み上げていく。せっぱつまった時は連日、朝から夜中までずっとパソコンを見つめている。もう徹夜は無理だが、そのくらいはまだできる。身に染みているからだ。けれど、その状況を変えなければと思った。

 今年の2月から、以前から編集等を手伝ってもらっていた中之条町内在住の長塚菜摘さんに業務提携という形で仕事のサポートをしてもらうことを決めた。さっそく、僕が撮影をした映像素材を渡し、編集をしてもらう。僕がやれないアニメーション的な効果も作れて、センスが若い。デザイン経験もある。僕が一方的に教える関係ではなく、「こう思うんだけどどう?」「いやそれはしない方がいいっしょ」というやり取りができるのも良い。非常に助かっている。

 仕事を増やし、人を増やす。会社を大きくする気はないが、人に任せることは(それにより、お金を行き来させることは)今の僕にとって大切なことだ。

6137声 忘れる

2025年03月27日

 次の日曜日に上野村のイベントにスタッフ参加するので、例年撮影している地元のバレエクラブの発表会が撮影できない。ということで、前橋市に事務所を構え、主には僕が頼まれて運動会や発表会の撮影をお手伝いしている(株)フレームアートに撮影を依頼する。快く引き受けてくれたのがありがたかった。事務所を訪ね、撮影の段取りを説明する。

 用事が終わり、お腹が空いていたので遅い昼飯を腹いっぱい食べてしまった。そのまま帰るのもなと思い、車を停めて前橋を歩くことにした。上毛大橋を渡る。風はそれほどないが、春の暖かさはまだちょっと遠い。遠くに見える赤城山方面は白く霞んでいる。

 この上毛大橋を渡る度に思い出すことがある。コロナ禍の真っ最中。アーツ前橋に関連して何度か撮影もしていたアーティストの後藤朋美さんから連絡があった。「不要不急の外出をしなくなったことで、空気が澄んで、山がきれいに見える。それを撮影したい。」という誘いだった。僕もその頃、それまでの仕事ができず時間もあったような記憶がある。待ち合わせて日中、上毛大橋の上に立ってみると・・確かに山がくっきり、美しく見える。今振り返ってみるととても不思議な撮影であり、不思議な一日だった。

 それから5年以上が経った。車通りも多く、白く霞んだ山々を見て僕はなんだか<寂しく>なった。あの頃はみんな、足りるものでどうすれば幸せに暮らしていけるかを考えていた気がする。ステイホームが明けて、すっかり元に戻ってしまった。「大切なものを忘れていないか?」それは、自分への問いかけなのだと思う。

6136声 歩く2

2025年03月26日

以前も少し書いたが くすしき というイベント(?)に関わっている。?をつけたのは、実際僕が参加するのは4/2(水)の19:30から翌8:00まで夜通し行われる(!)イベントの中継なのだが、上記にリンクを貼ったインスタグラムを見ても、よくわからないのではないかと思うからだ。

「わからないものの価値」というものがあると思う。全てがわかることによる安心はあるが、その一方でわからないことは不安であり、どきどきもして、刺激的で、面白かったりする。それを真面目に突き詰めようという意思が「くすしき」に関わるメンバーにはある。

今日は、当日使う映像を撮影するために、ペンライトとスマホを手にもって夜の四万温泉を歩いた。どんどんと山の奥へ。(その時間に限らず日中もそうであるが)ほとんど人がいない場所へ着いて、ペンライトを消すと周囲は真っ暗闇。風、やや遠くに川の音、鳥の鳴き声も聞こえただろうか。怖い。そしてまた明かりをつけて、歩いて帰った。

6135声 自称する

2025年03月25日

中之条町観光協会発行のフリーペーパー「nakabito」最新号vol.9のライターを務めた(撮影・デザインは中之条ビエンナーレディレクターの山重徹夫さん、表紙絵は石黒由香さん)。僕はvol.6から書いているのでライターとしては4冊目。発行当時は冊子だけじゃなくて映像記録もしており、その関わりから考えると長い仕事になっている。今号は今年開催の「中之条ビエンナーレ2025」に合わせ「地域とアート、移り住むこと」というテーマで、移住作家である

山形敦子さん(美術作家・文化財専門委員)
CLEMOMO(アートユニット)
佐藤令奈さん(画家)
古賀充さん(鉛筆画家)
相田永美さん(造形・絵本作家)
西島雄志さん(彫刻家)

を取材した。「中之条町で起きているアート界隈のこと」は実は数年前に本にして書きたいと思ったこともあるテーマで、それが部分的であってもこういう理想的な形で仕事になったことが何より嬉しいし、中之条ビエンナーレ含め群馬県内様々な美術館等で長年アートの映像記録に関わらせていただいている者として、中之条に生まれ育った者として、そして文章を本業とする者として(これもそろそろ自称してみようかと)考えるに今号は

中之条町の、でも、群馬県の、でもなく、日本のアートシーンにとっての重要な事象

が示されている1冊だと本気で思っている。観光協会のある中之条町ふるさと交流センターつむじや、先の「中之条ビエンナーレ2025」などで手に取ることができるので、ぜひご一読いただきたい。

できれば紙で読んでほしいが、下記よりWEBでもお読みいただけます。
https://nakabito.com/