群馬県商工会連合会で毎年主張大会の県大会というものを開催しており、コロナ禍において「会場に大勢呼べないので中継をしたい」といただいた仕事が、現在まで続いている。今年から、中継はなしで記録、後に編集して納品、となった。中継は何度やってもネット回線が途切れるのではないかという不安や、予想していない音声トラブルが起きるなど(過去にあった)緊張を伴うものなので、中継がなくて安心した気持ちで撮影に臨んだ。
8人の発表者のうち最後の青年が、「店に空き巣に入られ失意のどん底にいたが、商工会の仲間に話したところ、その道のプロが店舗修理などをして助けてくれて急死に一生を得た」みたいな話をしていて、それはカンペも読まずに感情のこもった発表だったので(全国大会ではいないのかもしれないが、県大会ではカンペをそのまま読む方もいる)、これは優勝だなと思っていたら・・
優勝したのはそれより前に発表をした嬬恋村の農家の女性で、ありそうでなかったキャベツの加工品を商工会仲間を作って村の活性化をはかっています、という内容の発表だった。大げさでもなく小さくもない、素直な発表だなとは思っていたが、パンチに欠けていた気がしていた。最終審査がどのように行われたのかはわからないが、きっとその「素直さ」が支持されたのではないか、と思う。
広告においては今、AIなんかも入ってきてより捏造、炎上方法、「価値のある何を言ったか」ではなく「誰が(インフルエンサー的な)言ったか」が支持される世の中になった。そんな中で「素直さ」の価値はどの程度あるのだろうか。僕自身ちょっとおそろかにしてしまっている気がして、人知れず反省をした。

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