5363声 群馬朝鮮初中級学校

2023年02月13日

縁は不思議なもので、今年に入ってから2度、前橋市荒巻町にある群馬朝鮮初中級学校を訪れた。そもそも、敷島公園のすぐそばに朝鮮学校があることを僕は知らなかった。

アーツ前橋で開館すぐに始まった、アーティストと前橋市内の各コミュニティとの協働「表現の森」。アーティスト・中島佑太は南橘団地において活動をしていたが、その活動はアーツ前橋を離れ、活動を指示してくださるスポンサーによって今も続いている。そして彼と朝鮮学校関係者との繋がりから、今年の活動がスタートすることになった。

校内に入り全く読めないハングル語の横断幕を目にして、初めて伺った時こそちょっと身構えた自分がいたが(何に身構えているのだろうか?)子どもたちは活発で先生たちは理解力がある感じ。中島佑太ワークショップにおいても会話はほぼ日本語で、他の学校へ行っていた時と大差はなかった。

けれども、例えばワークショップ中に「お供えもの」を考えた子どもがいて、それはもしかしたら日本人の子どもにはない感覚なのかなとか、在日同士での結婚が多いという話を聞いて家族の在り方を考えたりして、何かしらの差異も確かに存在している。活動はまだ続くが、そんな大差ないことや差異を映像で提示できたら、と思っている。