日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。現在の担当者は堀澤、岡安、すーさん、抜井です。この4人が月替わりで担当しています。平成30年前半は、5月(堀)6月(抜)7月(岡)8月(す)9月(堀)10月(抜)11月(岡)12月(す)1月(堀)2月(抜)3月(岡)の順です。

4107声 レモンサワー越し

2019年02月11日

天気予報は積雪の予報だったが外れ、
午前から雪のちらつく程度の曇りだった。
知り合いの俳人が或る賞を受賞したとのことで、
そのお祝い会のはがきが来ていた。
去年も別の俳人のお祝い会に出席した。
社交の場できちんとできる人は、尊敬する。
私などは、どうしても場末の焼き鳥屋などで、
レモンサワー越しにお祝いしてもらうくらいのほうがしっくりくる。
しかし、それは私の話で、近ごろはきちんとした人ばかりである。
良くも悪くも。

4106声 凍滝

2019年02月10日

残雪はまばらに残っているが、
これならばスタッドレスでなくとも大丈夫であろうと、
茨城県の奥地へと凍滝を見に行った。
着いてみると、凍結は一割程度でいささか期待外れだったが、
それでも、残雪の中の滝は迫力があった。
滝の周りの巌には、びっしりと氷柱があり、
目にも厳しい寒さを感じた。
こんな時期でも観光客は少なからずおり、
添乗員の旗の下、ツアー客などがどっと押し寄せる時間帯があった。
厳しい寒さのせいか、みな滝の前では無口であった。

4105声 団栗拾いのような

2019年02月09日

雪が降った。
私の住むところは積雪5センチ程度だが、総武線で江戸川を越えると、
小岩のあたりはほとんど積もっていなかった。
淡雪のちらつく代々木公園をひとしきり吟行して、句会。
一時間あるいていたので、がちがちに手が悴んでしばらく字が書けなかった。
今日は時節柄か体調不良者続出ということで、人数が少なかった。
俳句を作って句会して、同じことの繰り返し。
その中に、創作の醍醐味もある。
創作などと偉そうに言っているが、
私にとって俳句は団栗拾いみたいなもの。
良い団栗が拾えた時はうれしいし、人に見せたくなるものである。

4103声 二月の霧

2019年02月07日

気温が一気に上昇したためか、朝から霧、濃霧であった。
その影響で、千葉方面は一時運転を停止する路線や、
速度を落として運行する路線があり、ダイヤの乱れで朝から駅は騒然としていた。
首都圏でこんな濃霧にあったのは初めて。
霧が晴れれば、寒々しい二月の街並があるばかり。

4102声 餅太郎

2019年02月06日

冷たい雨の降る一日であった。
先ほどまで餅太郎で一杯やっていた。
餅太郎とは、10円くらいで買えるおかきというかあられというか、そんな駄菓子である。
この間、近所の節分会に行ったとき、帰り際に私が靴紐を結んでいると、
小学五年生くらいの男の子が近づいてきて、「どうぞ」とくれた。
それが、この餅太郎である。
あたりが暗かったので、私が落し物を探しているように見えたのだろうか。
それにしては「どうぞ」というのも、腑に落ちない。
やはり、恵まれないおじさんへの慈悲であろうか。
変わり行くこと多いが、餅太郎は変わっていない。

4101声 会のこと

2019年02月05日

冴え返った一日であった。
夕方には小雨などぱらついて、一層、寒くなった。
今月中くらいに俳句の「会」のことをもろもろ決めなければならぬ。
俳句に携わっていると、どうしても「会」と縁が出てくる。
逆に「個」として携わることが難しいとも言える。
「個」であることを尊重する「会」が、理想的ではないか。
そんなことは、誰しも分かっていることだが。

4100声 烈風の中

2019年02月04日

立春らしい、あたたかな一日。
北陸の方では春一番が吹いたとか、
季節が二月は進んでしまったかのような、
歳時記泣かせの気候であった。
たしかに風が強かった。
車窓から、烈風の中に梅がぽつぽつと咲いているのが見えた。

4099声 節分会

2019年02月03日

思いと行動がちぐはぐな一日であった。
そんな中、夕方には近所の寺の節分会に出かけた。
夕闇の中、本堂の前に人だかり。
市長や相撲取りなど、お菓子やおひねりを投げ、
私含む地上の皆は亡者の如くそれに群がる。
先頭付近に陣取っていた小学生が虫取り網での捕獲を試みており、
後ろの大人たちから顰蹙の声が上がっていた。
まかれた豆は千葉県らしくか、ピーナッツであった。

4098声 沖の煌めき

2019年02月02日

近頃、神経耗弱気味なので、天気が良いこともあり、
気晴らしにドライブに出かけた。
首都高を抜け、浮島ICから東京湾アクアラインで海ほたるへ。
沖の煌めきを眺めていると、潮風の中、かすかに花の香り。
傍らの小さな花壇に、ちいさな雛菊がかたまって咲いていた。
たしかに春は近づいている。
木更津へ抜け、夕映えの内房をぐるりと帰ってきた。
夜は近所のカレー屋に。
厨房はネパール人シェフ。
ここのだし巻き卵とスーパードライの生麦酒が好きなのだ。

4097声 採る句

2019年02月01日

先週から俳句関連で出かける機会が多く、
酒席が続いていることもあってか、体調芳しからず。
先日の句会で、最近、特選に採る句が変わってきたと言われた。
これには、自分でも思うところあり。
近頃は作為の無いような、無垢さに魅かれる傾向がある。
己の驕りか、目が養われてきたか。
ハイネケンを二缶飲んで寝る。
軽く乾いた咳が出る。

4096声 たしかさ

2019年01月31日

今日は仕込み。夕べは酒を飲んで夜更かししてしまい、遅めのスタート。日暮れ間近に終わった。今月から今まで使ったことのない酵母を使い始めて、ビールの香りが違う。イングリッシュ酵母は酢酸イソアミルのバナナっぽい香り、ヴァイツェン酵母は還元的な香りがする。まずはこの酵母の違いを確認することから。とにかく作って考える。やっと、考えられるだけの材料も増えてきた。ビール作りを始めて、ちょうど2年になった。最初の仕込みが2年前の今日、1月31日だった。今日の仕込みで99回目となる。この2年間ずっと、なんかわかった、と、まったくわかってなかった、の、繰り返し。それでもそんなことを100回近く繰り返してくると、なんかわかったのたしかさ、は増してくる。たしかさは支えにもなればおごりにもなるものだけれど、もう少し、まだ、たしかさがほしい。たしかさは、たくさんはいらない。たしかさがたくさんになってしまったら、わからないことが増えてしまうと思うから。

4095声 橋本治

2019年01月30日

なんで橋本治の著書がないのだろう?本屋に行くたびに、そう思っていた。現代社会には橋本治は必要ないのか、くらいにしか思っていなかったが、今回橋本さんが死んで、おそらく私が橋本治を知ってからはじめて、さまざまなニュースソースから橋本治の話題(訃報)が流れてきた。それを橋本治はどんな風に感じ、考えるだろうか。橋本治の訃報に関して投稿しているツィッターを読んでいると、出版界はさておき、ジャーナリズム、デザイン系、また、ごく一般の方々もいる。その数が多いのか少ないのかはよくわからないが、橋本治の話題で誰かと話ができることなんて今までなかったから、個人的には、「こんなにもいるんだ」というのが率直な感想だった。そのなかの一つに、「私の中で「頭のいい人」「やさしい人」という基準はすべて橋本治さんでできてる。」というツィートがあった。自分と同じような人もいるもんだと思ったと同時に、急に寂しさが溢れてきて、涙が出た。作家の内田樹さんは昔、橋本治との対談のなかで、橋本さんの文章はフェイクだらけ、という話をしていた。それは言葉を掴まえようとすると必ず裏があって、その裏に導かれるとまた裏がある、みたいなことの連続で、だから、掴まえさせてくれない、というような意味だったと思う。裏は、ちゃんとわかりたい、の現れだと思う。だれも見ようとしないけれど、ひとつの物事をわかることはそんな簡単なことではなくて、例えばハッピーは安易なハッピーだけで成り立っているわけではない、ということを、とてもしつこく、ときに命を削りながら、考えていた人だった。けれども、橋本治の著書を読み終えると、いつも温かい気持ちになる。何がわかったのかどうかもよくわからないことも多いのに。徹底して人間に向き合っている人の安心感と、その根底には、なんだかよくわからない人間というものへの祝福があった。橋本治が死んで、平成が終わる。けれども終わらないものはたくさんあって、橋本さんが残してくれたものも、たくさんある。

4094声 変化

2019年01月29日

水を変えてから、雑味の抜けがよくなった。熟成したときに味も香りもきれいになる。このきれいさのまま、麦芽の穀物感だけ増やしたい。一つは麦芽を変えてみること。もう一つは、水の成分を、水質調整せずに調整することじゃないかと思う。これは直感。コールナールのあの、泡までうまいあの感じは、水がそもそも違うんだと思う。けれども水質調整はしたくない。けれども麦芽感は出したい。輸入する機材が横浜港で入れずにいるらしい。輸入会社からひっきりなしにメール、電話が来る。一歩国の外と関わるのはたいへんなんだ。税務署の提出書類が準備できた。今月もあとわずか。ザブンの営業が終わり、深夜に松屋で生姜焼き定食を食べていたら、橋本治の訃報。

4093声 ふるさとヘッドフォン

2019年01月28日

朝から樽洗浄、樽詰をして、栄寿亭で昼飯。このところA丼ばかり。タゴスタジオで一服していたら多胡さんがやってきた。高崎産のヘッドフォンができたのだとか。音質は相当なものらしい。ふるさと納税でもらえる手続きになったと言っていた。いくら納税したらもらえるのだろうか。帰って少し横になって、タンクの洗浄、そのあとザブンへ。

4092声 意識する

2019年01月27日

帳簿とにらめっこ。酒税申告。亡失届け。加えて、期限付免許の延長申請。それぞれに数字の裏付けを添付しないとならない。数字を意識しないと、いつまでもこの作業は苦痛だ。数字意識を高める訓練だと思ってやっている。そんな大層なことでは、きっとない。こっちが意識なさすぎ。でもまあひとこえも、きっと同じようなもの。言葉や行動を意識するための、訓練みたいなもの。ひとこえがなければ、昨日のことすらうろ覚えなんだから。意識は大事。人生なんて、あっという間に終わる。意識はしすぎたら、表現するのが怖くなる、というのもある。でももうこの年になったら、表現するのが怖くなるくらい意識してみろとも、自分に思う。

4091声 はしご

2019年01月26日

昨日は久しぶりのはしご酒。神田。ベルギービールの店から始まり熱燗の店、3軒目はアメリカビールの店にふらふらと入り、また、2軒目とは違う熱燗の店。最後に寿司屋に吸い込まれた。5軒である。これほど体力が持つのはいつ以来か。まだやれる。

4090声 研修会

2019年01月25日

6時に起きて横浜まで。高崎から横浜までは乗り換えなし。そこから数駅地下鉄に乗り、大桟橋ホールへ。浜風がとても冷たかった。ブルワー向けの醸造研修会に参加。淡色ラガーの作り方、酵母の培養法の二つを受ける。改めて確認できた部分もあったし、新たな発見もあった。講師役の醸造家の方が、「ビールの質を劇的に変えたのはモルトを変えたとき」と言っていた。あと少ししたらうちにも麦芽粉砕機が届く。そうしたらいろんなモルトを試せるようになる。3年目を迎え仕切り直し、再スタートである。これから都内に戻り、昨日出せなかった輸入届けを運輸会社に提出に。

4089声 輸入届け

2019年01月24日

一日遅れて仕込み。ここ二回はスパージングをせず試しているが、やはり比重が上がらない。次回からまた元に戻そう。中国から届く機材の輸入届けを出しに郵便局へ。夕方だったため、速達でも明後日になるらしい。普通便でも同じ日だとか。聞かなければ知らん顔なのだから、お粗末である。結局明日都内に行くついでに、運輸会社まで届けることにした。


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