日刊鶴のひとこえ

この鶴のひとこえは、「めっかった群馬」に携わる面々が、日刊(を目指す気持ち)で記事を更新致します。担当者は堀澤、岡安、すーさん、坂口、ぬくいです。この5人が月替わりで担当しています。令和6年度は4月(ぬ)5月(岡)6月(す)7月(堀)8月(坂)9月(ぬ)10月(岡)11月(す)12月(堀)1月(坂)2月(ぬ)3月(岡)の順です。

5782声 五分咲き

2024年04月06日

花曇り。朝、近所の桜を見ようと思ったが、起きられず。断念して一路、群馬へ。覚悟していた関越の渋滞もゆるく、午前中には前橋公園に着いていた。花は五分咲き程度だが、ぐるっと出店が出ていて、にぎわっていた。もう少し青空が出ていたらよかったが、寒い中で温かいものを食べるおいしさもまた格別であろう。と、後ろ髪を引かれる思いで、予定が詰まり気味なため、そそくさと引き上げた。

5781声 お礼状

2024年04月05日

ややこしい原稿を一件受け、ただでさえ重い気が、更に重くなり、頭痛も一層ひどくなる。ためていたお礼状を、やっとのことで二件ほど書いて返信。これについては、本当にかかねばならぬ案件だったので、よかった。これについては自らの怠慢としか言えないが、謹呈誌にこまめにお礼状を書くのは不可能である。そして投句も一件。

5780声 深夜の構図

2024年04月04日

このごろ、雨続きである。仕事の関係で夜まで飲み会だったが、まだ木曜日というのにどの酒場も混んでいること。疲れている時というのは、少々タガが外れ気味になっているようで、飲み過ぎてしまった。いま、若干の二日酔いを抱えている。昨日もそうだが、深い時間に総武線などに乗っていて、ハタと気が付いて車内を見回すと若者ばかりの時がある。みな、仲間と大声でしゃべっている。ところどころに、目立たぬように椅子に深く腰掛けている、くたびれたおじさんなどがいて、私もその一人であるが、そんな車内の人間模様というか、構図に気が付いた時はしみじみ年取ったなと感じる。

5779声 大きな景

2024年04月03日

雨で、桜のほころびも留まってしまったような一日。なにかと俳句関係の予定が被りまくってきている。WEB句会の選句を済ませる。今年度からは自発的にWEB句会をいくつか減らした。自家用車にだいぶガタが来ているが、来月に控えている車検を通して、あと一、二年は乗らねばなるまい。ちまちました句ばかり手元に残り、大景を詠んだ句を作らねばと思うこの頃である。

5778声 漂泊

2024年04月02日

昨日から4月。つまりはエイプリールフールで、西東三鬼の期日で、全国的に入社式の日である。街中では、一目で新社会人と分かる若者が清々しく闊歩していた。仕事に生活に追われている中年の身としては、ずいぶんと遠い存在に感じる。それはそうと、ともかく進まなければいけないのだが、夜桜など眺めていると、漂泊の心がざわめく。

5777声 一斉開花

2024年04月01日

昨日は日曜日。都内近郊では夏日を観測し、寒さで危ぶまれていた各所の桜も、一斉に開花したようである。いたるところで開催されていたお花見や祭は、満開とはいかなかったが、とりあえず開花が間に合ってよかった。俳句などやっていると、ずいぶん前から花見の予定など決めることが多く、先々週の花見では、やっとのことで初花を探せたという塩梅だった。初花の句会もそれはそれで良かったのだが。そして、昨日は地元の桜祭りに出かけたのだが、まだまだ二分咲きといったところであった。わんさか人が出ていて、かき氷や麦酒が飛ぶように売れていた。今週末頃が満開だろうか、ちょうど入学式の学校も多いので、印象に残る日になることであろう。

5776声 オッペンハイマー

2024年03月31日

今日は、映画館までオッペンハイマーを観に行く。3時間、どっぷり映画の世界にハマる。

しかし、作りがいいのか、悪いのか、感情移入し過ぎず、冷静に楽しむことができた。映画は、注意しないとダメージを受けることがある。観終わったあと何もできなくなるくらい疲労感を覚えることが幾度かあった。なので、気軽に映画を観なくなってしばらく経つのだが、先月おすすめされたゴジラ−1.0を観てから少し心持ちが変わった。もう少し、気軽に映画館に行けるようになったのだ。なんでだろう。ダメージがないのもそのせいか。

映画館から出てきたら、その間に甲子園の決勝戦が終わっていた。健大高崎が優勝ということで、おめでとうございます。

夕食は、しみづ食堂で生姜焼定食を。

食後は、桜の咲き具合をパトロール。

まだ、ほとんど蕾だが暖かい日が続けばすぐに咲くだろう。よく見るとところどころで咲いている。

だが、ほとんど人がいない。来週末はすごい人になるのだろうか。

その後は、Boccaへ。これで3月が終了。

4月は抜井さんです。よろしくお願いします。

5775声 今のいい

2024年03月30日

本日はテレビで、甲子園健大高崎を応援する。

逆転で勝利。決勝進出である。明日は、市役所ではパブリックビューイングが実施されるそうだ。

その流れで、Eテレをつけたまま、『広重ぶるう』を読む。

基本的には本の世界に入っていたので、テレビの内容は覚えていないのだが、時折、印象に残る場面がある。

その一つが、チアリーディングチームのかけ声。

「今のいい

 今のいい

 今のいい

 イェーイ」というもの。

とても強力な応援だ。言われてみたい。

ということで、『広重ぶるう』を読了。本日も終了。

5774声 本日も至福

2024年03月29日

今、『広重ぶるう』を読んでいるのだが、この本をすすめてくれた人から、今日うちで飲みませんか、とお誘いを受けたので、少しだけ顔を出す。

総勢5人。なかなか楽しい会。

わたしは、麦酒を2本ほどいただく。興味深い話題が続き、麦酒もまわり、気持ちよくなったところで時間切れ。

予約してあった床屋に向かう。

年度末にさっぱりして、新年度に備える。

散髪後は、Boccaへ。

シンキチのエチオピアウォッシュドと裏エチオピアウォッシュドの飲み比べではじめる。

神戸で呑んで以来のエチオピアウォッシュド。

素晴らしいビール。

澄んだピルスナーの黄金色なのに珈琲の香り。

裏のほうは、少し褐色ががっているが、こちらもピルスナーなのかな。表?よりさらに珈琲の香りが強く、味わい深い。こちらも素晴らしいビール。

本日も至福の時間で終えることができる。感謝。

5773声 至福

2024年03月28日

夕食をとりにうら庭に出かける。

先客は2人。ヨウイチさんと、うら若き女性がカウンターに。

入店して2人の間に腰を掛ける。ブックカフェタイムなので小声であいさつ。

なのに、鯛焼きに感動して思わず話し出すヨウイチさん。

日本酒とカリカリの鯛焼きがものすごく合うという話。女性客は、ほどなく帰る。

これで、顔見知りだけになった。うるさかったのではないか。ブックカフェタイムは静粛にね、と伝える。

すると、あんなおいしい鯛焼きと、また日本酒にとても合うことを共有できないのはつらい、というような話を始める。

いや、その話したいという衝動を我慢して耐えることを楽しむのが、ブックカフェである、というような会話をする。少し早いが、バータイムになってしまった。

うら庭、本日は都合により早仕舞いということなので、日本酒づいたヨウイチさんと、Japanese Bar KATSUを目指す。

途中、3人組の女性の一人から、高崎駅への道順を尋ねられる。簡潔に伝えると、一人だけふらふらと信号を渡り高崎駅方面へ。残りの2人は挨拶もそこそこに反対方面へ。なんか、複雑なのね。

KATSUでは、寺田本家、仁井田本家、土田酒造をおすすめされるがままにいただく。

至福のひとときであった。つまみに、水イカの一夜干し、いつ食べても最高。

ということで本日は終了。

5772声 ムートートガディアムプリックタイ

2024年03月27日

本日の高崎は、暖かで穏やかな日となった。

昨夜のうら庭で鰻の話がでたので、お昼は成田町にできたという鰻屋を目指す。

が、暖簾がでていない。恐る恐る戸を開くと、忙しそうに働いている人が一人。どうやら店主のようだ。お話を伺うと、現在は予約のみということで、電話がDMで前日までに連絡をすれば、対応してくれるとのこと。

ということで、鰻の楽しみはとっておくこととし、タイ料理のニーパを目指す。

前から評判は聞いていたので、これはこれで楽しみ。

店の扉を開けると、お客さんが一人帰るところであった。店主らしきおじさまに促され、手のひらを出す。消毒液らしいものを吹きかけてもらう。

テーブル席は埋まっていたが、カウンターは空いていた。カウンターの真ん中を指定され座る。

仕組みがわからず、「初めてなんですけど・・」と切り出すと。

おじさまが言う「お昼はメニューは選べません。入店すると自動的に出てきます。本日のメニューはあちらです。」と指を指す。

というそのとき、さっそく一品目が運ばれてくる。残りもすぐに運ばれてきて、眼の前に3皿とジュースらしきものが揃う。

「あとジュースが来るから」とおじさまにいわれるがすでに来ている。「あ、これですべてです。足らなかったら、おかわりしてください。おかわりするとBになります」とのこと。

Aは980円。Bは1200円。

あとで、常連さんらしき人が連れ人に言っているのを聞いて理解したのだが、2倍食べても1200円らしい。

どんなシステムなのか、不思議。

さて、最初に来た一皿は、ソムタムタイで、青パパイヤのサラダだ。細く削ぎ切りにした青パパイヤとトマト、人参、干しエビ、砕いたピーナッツが入って、ニンニクと唐辛子が効いたピリ辛のサラダ。ピリ辛なので、少しずついただく。

次のどんぶりようの器に入ったのは、クゥイティオナームという、タイラーメン。出汁の効いたあっさりスープに米粉の平たい麺。まったく辛くない。するするいける。

もう一皿は、ムートートガディアムプリックタイ。これが、ライスに乗っかったものだ。ライスは、タイ産のジャスミン米で、サラサラとした食感で香りがよい。そこに、難しい名前の「豚肉のスパイシー唐揚げ」が乗ったもの。

これは、程よく効いたニンニクと胡椒が食欲を刺激する。こちらも辛くないので、ソムタムタイと交互にいただく。

それと謎のジュース。ライチのような味わいだったが、判別つかず。たぶんライチなのではないか。甘くておいしい。

なかなか繁盛していて、わたしが食べているとき、3組ほどお客さんが入って来た。店の奥にも席があるようで、おもったより収容力がありそうだ。良い店を知ることができてよかった。

当初予定した鰻とは違ってしまったが、なかなかよいランチとなった。

お会計のとき、おじさまに「辛かったでしょ。えらい目に遭っちゃったね~」と言われるが、「そんなことないです。とてもおいしかったです」と伝え、店を出た。

ということで、本日は終了。

5771声 催花雨

2024年03月26日

高崎は昨日に続き雨。

植物の開花を促すような雨、催花雨(さいかう)というらしい。催花雨が転じて、菜花雨。やがて、菜種梅雨になったとか。

催花雨、随分と風流な名を付けたものだと感心する。

さて、夕食はうら庭へ。いろいろ話しながら、麦酒と肉団子汁と煮豚と鉄火巻。麦酒は合計3種類。

締めに鯛焼き。

帰るころには雨があがっていた。

明日は晴れるかな。

5770声 リハーサル

2024年03月25日

本日の高崎は一日中雨模様。気温はそれほど高くないが、寒さの峠は越えているだろう。昼休みに見たソメイヨシノの蕾は小さくっ固かった。

さて、仕事のほうは、明日の本番に向けてのリハーサルを少し。1年に1度の事務のため、おおかた忘れているものの、記録がしっかり残っているので、順調に進む。要所とひと通りの流れを確認して終了。明日の本番に備える。

そういえば、先週の金曜日は、ぶっつけ本番でしどろもどろになった。慣れていないことをするときは、リハーサルが大事だと改めておもう。

5769声 最年少

2024年03月24日

本日は、同人をしている俳句結社の支部の吟行・句会があったので前橋まで出かける。

さちの池周辺をうろうろしてから、第三コミュニティセンターへ。

さちの池周辺のソメイヨシノはまだまだ蕾が固く、来週に開花して、見ごろは二週間後くらいか。小中学校の入学式に間に合うかもしれない。

この句会に参加し始めたのはコロナ禍中だったので、なかなか顔と名前が一致しなかったのだが、先月ランチ会があったので、だいぶ一致するようになってきた。俳句の作風からおもっていた印象とは違ったりして面白い。

今回集まったメンバーでは、おそらくわたしが最年少。

この歳になって最年少の集まりに出られるのは悪くない。

5768声 文明と文化

2024年03月23日

本日も『不器用なまま踊りきれ。超訳立川談志』から。

談志はよく、「欲望を金で解決するっていうのは下品なことだ」と口にしていたらしい。

そして川柳のようなものをつくるのが好きだった。

「○○○○○一人寂しく文化人」

上五に、いろいろつけることに凝っていたという。

たとえば、

「古本屋一人寂しく文化人」

「銭湯で一人寂しく文化人」

「散歩道一人寂しく文化人」

この川柳のようなものにピッタリ合う言葉こそ、品があると説いた。

・不快感を他人で解消しようとする「文明」

・不快感を自力で解消しようとする「文化」

「古本屋」「銭湯」「散歩道」は、品のある文化ということか。

これらを談志は是としていた。

それにしても「文化人」とは、「一人寂しく」していなくてはいけないものなのか。

まあ、いいか。

5767声 集大成

2024年03月22日

本日は、職場有志の集り。

久しぶりの開催は、ある意味、集大成の場となり、幹事を務めたNさんはしたたかに酔っていた。

大変お疲れ様でした。

集大成ではあるが、終わりということではなく新たな始まりでもある。

今後の展開が非常に楽しみな集まりとなった。

5766声 ヒューズ1つ

2024年03月21日

本日は、休日前のトラブルの復旧状況の確認から始まる。

いつものようにテスト運転をしてみると、電源は入るが、音声が出ない。

復旧したと聞いていたが、少し状況が違うようだ。再び、関係部署と連絡をとり、もう一度点検をしていただく。

途中、地震の警報が入る。おもったほど揺れは感じなかったが、非常放送は、このシステムと相性が悪い。そもそもの原因が、非常放送のヒューズがとんでいたことだったのだから。

しばらくして、完全に復旧した知らせが入る。

なんと、一昨日のトラブルの点検のときに、外したプラグの一つをつながなかったことが原因であった。

見つかればなんということのないことなのだが、わりと大がかりなシステムであり、複数の部署が絡む案件のため、時間がかかった。

これで、トラブルの一つは解決。費用もヒューズ1つで済んだ、

しかし、もう一つの案件は、もう少しかかることになりそうだ。

5765声 高座に上がる

2024年03月20日

本日は春分の日。

いつもよりは少しゆっくり起床。

昨夜の句会のことをぼんやり考える。添削すれば、つかえそうな句も思い浮かぶ。

さて、珈琲を淹れて、一口飲み、『不器用なまま、踊りきれ。超訳立川談志』を開く。

すると、なぜだか胸騒ぎがする。昨夜というか、今朝見た夢が甦る。

なんと、寄席の高座に上がらされて落語をやらなくてはいけない状況にあり、大勢の客を前に頭が真っ白になっている場面だ。

そんな夢を見たことを思い出す。

とても恐ろしい夢だった。その場面を思い浮かべると、今でも少しドキドキしてくる。

そんな夢だった。