日刊鶴のひとこえ

「やらないって何を?」
「（酒を飲む手振りで）これに決まってるだろ?」
「あー、酒ね。俺も飲んでないからどうも調子よくて。」
「‘どうも’ってあのさ、調子がいいのに‘どうも’ってこたぁねぇだろ?」
「いや、まぁそうなんだけどさ。調子いいとほら、なんだか生きてる感じしなくて。」

何か言おうとするとき、
押し出しの強い感じになるときは、
大概が満たされていないとき。

それに気づいてしまうと、
何も言えなくなる。

そう言われたらあやまろう

たいして伝わらん。
そんなもんだ。

下手なてっぽも数うちゃ当たる
当たり外れは風の中

「何かメリットがあるからこれをやる」
が染みついてしまっていて。
そもそもメリットなんて、
「コレヲヤッテミタあとにわかるもの」
なのだよ、きっと。

台所で夕飯の支度をする嫁さんに、
「なに、また焼きそばなん？」
「うん、得意料理なの！」
だって。

たまたまついていたテレビを見たら、在りし日の渥美清さんがインタビューを受けていた。がんも末期の状態で、もちろんそんなことは口にも出さずに、ファンにすらお愛想を言えなくなってしまっている自分を、解説するように。
「スーパーマンが撮影のときに飛べぇ、飛べぇって言われるんだってね。でも飛べないもんね。ロープで吊ってんだもんね。」

一升徳利こけても三分

一生徳利こけたらおわり?

それならすでにオワットル

好奇心は、
出し方で醜くもなる。

そこまで出しちゃあ、
おしまいよ。

うまいね

文化（＝culture）には、
教養、や、耕す、という意味もあるらしい。

キョウヨウは、
ジブンをタガヤシテ、
身につけるもの。

ブンカとは、
ジブンをタガヤスことそのもの。

そうやって教わってきた。

とくに群馬でなくてもよいということもまた、
先に断っておかないと。
だれにだ？