県内一高い銭湯煙突
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風通しが良く、フローリング貼りで衛生的な脱衣場
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広い浴室は、ペンキ画の無いシンプルな構造
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近代的なロッカー
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茶色が渋い暖簾
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高崎駅を出て、南方面へと歩き、信号「和田町」の交差点から見える、空にそびえる「ゆ」の煙突。おそらく、県内銭湯では一番高い煙突であろう。夜になれば「ゆ」が点灯されるので、煙突を目指して進めば迷う事もない。
暖簾をくぐると、スチール製の下足入れが設置された玄関。扉を開け、番台へ330円を支払って脱衣場へ入る。脱衣場はフローリング貼り、東向きに窓があるので、通気性が良く衛生的である。ロッカーは下足入れ同様、スチール製で、脱衣籠はお馴染みの籐作り。部屋の隅には、一回150円の洗濯機があり、都市銭湯の趣がある。
浴室へ入る。広い洗い場は、ペンキ画の無いシンプルな構造。カランは右に4基、左に5基、真ん中に6基の計15基。シャワーは右と左それぞれ付いており、特筆すべきは、左に水のみのシャワーが1基付いている事。湯船は一つ手すり付き。深、浅で仕切られている。背面には岩の装飾があり、浅い湯船は、「泡のマッサージ・バイブラ風呂」と称する装置が付いており、下面から気泡が湧いている。
湯上り、瓶牛乳はメグミルク。その他、飲料は豊富にあり、価格は一律110円。ドライヤーは20円。番台の横、桃色のずんぐりした公衆電話が一機。本日は私で最後の客。風呂から上がると、おやっさんがブラシを持って掃除を始めた。お願いし、急いで写真を撮らせて頂く。
(文: 抜井 諒一) |