歌手は歌い方や声の出し方で、その歌の登場人物と一緒に泣いたり肩を組んでみたり、声をそらして気遣ったりする。
この歌を聞くとどうして決まってこの部分で泣くのかと思って聞き返してみると、歌声の、声の表情の変化がある。
歌い手の気持ちが入りすぎた声はあざとくなる。
さしずめホップを入れすぎたビールみたいに。
その気持ちが歌い手の身体感覚で理解されていないと、これもあざとくなる。
あざとさを理解できてしまう頑強な肉体、というのもあるのかもしれないが、やっぱり普通はあざといと伝わらない。
感情的な歌い方だと勿論伝わらない。

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