ジンギスカンによる功績が大きく、
前日の麦酒漬けによる二日酔いが、ごく小規模で抑えられた。
串カツ屋では禁じ手の二度づけをするべく、一路、小樽を目指して列車へ乗った。
今日も浸かるなら麦酒である。
小樽市内は、防波堤から海風が吹き込んで、体感気温は札幌などよりも、
ずいぶん低く感じられた。
市内北側に伸びるこの防波堤は、日本初のコンクリート製外洋防波堤との由。
防波堤と運河観光もそこそこに、行くあてはもちろん麦酒。
今回は、運河倉庫の一角をビアパブとしている、「小樽ビール」である。
赤レンガの倉庫のやわらかな灯りに照らされつつ、早速、ピルスナーから始める。
ドンケル、ヴァイスと進め、限定醸造のへレスを流し込む。
隣の席では、大柄の欧米人男性が中ジョッキ、小柄な日本人女性が、
顔よりも大きな大ジョッキを両手で上げている。
実に、爽快な光景である。
へろへろくたくたになりつつ、夜風に背中を押され、帰りの列車へ転がり込んだ。
無論、ポケットにはお土産である小樽ビールの瓶と、
先ほどキオスクでもとめた、サッポロクラッシックの缶が詰め込んである。

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