506声 水茶屋の娘

2009年05月20日

嗚呼、倦怠感。
感じているのは、私だけでは無い筈。
本日、住んでいる高崎市では、最高気温33℃を観測したとの事。
日盛りの日中、油断して車などで寝ていると、突発性熱中症の危険がある。

「小まめに水分補給をして、熱中症を防ぎましょう」
可愛らしい声で啓発する、カーラジオ。
じゃあ、ってんで、日がな一日、水ばかり飲んでいた。
水だけなら良いが、清涼飲料水。
つまりは、紫やら緑やら、怪しげな色したジュースを過剰に摂取してしまう。
おかげで、腹の具合が芳しくない。

同じ腹くだしでも、江戸の川柳ともなると、これがちと粋である。

水茶屋の 娘の顔で くだす腹

滑稽で、ほのぼのした一句である。
一寸注釈すると、水茶屋に綺麗な看板娘でも居たのだろう。
彼女を一目見る為、男は連日通いつめ、水物ばかり飲むものだから、
腹をくだしてしまう。
私同様、同じ腹くだし同士でも、江戸の男は色っぽいではないか。

カーラジオ 娘の声で くだす腹

私の場合、娘との距離が遠い。
それでは、今夏の熱中症予防法。
まずは、娘の居る水茶屋を探すところから、初めてみる。