かわいいのである。姪っ子が。
疲れが溜まった日曜の朝に、
県内に住む姉と姪っ子二人がうちに来て
ドタドタドタという音と共に起こされる。
それだって「来たの~」とニンマリ顔だ。
こどもの成長は早いというが、
確かに「はじめまちて~」から「来たの~」
まであっという間だった。
上の姪っ子は小学5年生。
すでに家族への気遣いも見てとれる。
女の子がかわいいといえば『地下鉄のザジ』。
くるくるにこにこ愛らしい。
映画の撮り方も斬新で、観た時はある意味
カルチャーショックを受けた。
かわいい女の子、おしゃれなパリ、
自分との共通点が一つも見いだせなかったのだ。
だからつまらなかったわけではなく、
知らない世界に飛び込む経験ができるのも
映画の醍醐味のひとつと思っている。
上の姪っ子が産まれたとき、
うちの姉は絶対買い与えないであろうという
ミヒャエル・エンデの児童小説「モモ」を
プレゼントした。そういう世界も見て欲しかった。
その子がモモを読めるような年頃になった頃、
姉の家の本棚、どーんと並ぶプリキュア本を見つけ、
その隅で埃をかぶった「モモ」を見つけた時は
わりと寂しかったな・・でも、そういうことは
押し付けではなく、巡り合せなんだと思っている。
あと5年10年もしたら一緒に映画でも観に行って、
パフェでも奢りながら姪っ子の悩み事を聞きたい。
嫌われる叔父さんになっていなければ、の話だけど。

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