3620声 晩秋の色

2016年10月08日

昼頃より驟雨。
定例句会のため、原宿へ出かけた。
三連休の初日も相まって相変わらずの人出であった。
雨模様の表参道は、傘がぶつからずに人とすれ違うのが、
大変困難である。
混雑を避け、明治神宮内へ歩を進め、
参道で団栗など拾っていた。
雨の杜は、佇んでいるだけで幽玄な心持になる。
句会が終わり、近所の飲み屋へ移動した。
久しぶりにハブエールを味わえた。
中の一人は、今日で年内会うのは最後とのことだったので、
「よいお年を」と別れた。
今年ももう十月なのである。
最近、町ではハロウィンのイベントが定着してきたので、
お祭りムードのまま、クリスマスになだれ込んで、
一年があっけなく終わってしまう気がする。
ほろ酔い加減で外へ出てみると夕暮れ時で、
灯の点いた街は、確かに晩秋の色であった。