3869声 若竹

2017年06月11日

かかえていた書評におおかたのめどがつき、
ひと段落である。
草むしりをほったらかしていた庭には、
草などが蔓延っているのだが、
やっかいなやつが生えてきた。
竹である。
朔太郎ではないが、
 
青空のもとに竹が生え、
竹、竹、竹が生え。
 
という具合に、やたらめったら地面から突き出ている。
まだ若い竹なので、枝きり鋏でちょきんとやれば済む。
しかしながら、竹の成長の早さには驚いた。
ほんの一週間前は目立たなかった竹が、
いまは私の背を追い越しているのだから。
月夜に向かってぐんぐん伸びていると思うと、
なんだか不気味である。