899声 エコドライブ

2010年06月17日

今日は梅雨の中休みで、日本列島津々浦々、軒並み今年の最高気温を観測。
昼に入った行きつけの食堂では、お客さん皆、クーラー寄りの席の方へ集まって来る。
樹液に集まる昆虫でもあるまいし、密集しながらラーメンなんて啜ってるから、
逆に蒸し暑くなる始末。
こう暑いと、頭がのぼせ上って、注意力も散漫になる。
注意力散漫状態は、生活上、危険である。
中でも特に危険なのが、運転。
車のハンドルを握りながら、注意力を欠く運転をしている、ってのが一番危ない。
今日もやはり、所々で、それを見掛けた。
今日はいささか奮発して、その状態を三段落ち形式でご紹介。
まず初めは、運転中の携帯電話。
これはもう、老若男女、兎に角数が多い。
時折、運転中で無く、路肩に止めて通話している人があるが、
慌てて車を停めるから、車体が大幅に車道へ食み出している。
狭い道などでは大渋滞を引き起こし、これも事故を誘発する原因になりえる。
次に、運転中の読書。
これは携帯電話と似ているが、運転中で無く、信号待ちの停車中が多い。
配達中の小型トラック運転手などに多い気がするが、ハンドルの上で、
週刊誌を読んでいる。
慣れている風で、ハンドルと雑誌を巧みに操っているが、
今週号の漫画が、爆発的に面白かった時などが怖い。
運転手が雑誌に夢中になってしまい、前の車はとても怖い思いをする羽目になる。
最後が、運転中の食事。
お菓子やハンバーガーなどなら未だ許容範囲だと思うが、今日、
私が見た光景は前代未聞であった。
お昼時の信号待ち、ふと、隣車線に停車している車に目をやると、
一台の赤いハイブリットカー。
運転席でハンドルを握っているのは、サングラスをかけた、女性。
しかし何やら、片手で口に運んでいる。
体を浮かせて、手の先を追うと、そこには目を疑う女性の行動。
よりによってパスタ、である。
運転席と助手席の間に置いてあるのは、おそらくコンビニで買ったであろうパスタ。
器用にフォークで絡めとり、涼やかな顔して黙々と、口へ運んでいる。
運転中に間食で無く食事、それも、食べ方の難しいパスタを食べるなど、
自殺行為も甚だしい。
ハイブリットカーに乗り、エコに気を配っているようだが、
事故にも少しばかり気を配ってはどうかと思う。