はいはい、押さない押さない。
昨日読み忘れた人は、ひとつ前の900声から。
昨日読んでくれた人は、どうぞそのまま。
では早速、はじめます。
なんでこの山間のバス停が、その名を全国に轟かせたのか。
はい、すみません、後の方が見えづらいようです。
前の方もう一寸、前へお詰め下さい。
はい、その辺りで結構でございます。
では、仕切り直して、はじめます。
それは何故かと言いますと。
映画「男はつらいよ」のシリーズ第25作。
「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」
そのラストシーンに登場したバス停とは、何を隠そう、
群馬県は旧六合村のこのバス停、「上荷付場」。
つまり、寅さん映画のロケ地だった訳なのでございます。
寅さんフリークなら、当然ご存じ。
寅さんフリークならずとも、はい、そこのお母さん。
いや、お嬢さんが、本当のお嬢さんだった頃、一度くらい観た事があるはず。
主人公の車寅次郎を演じるのは、勿論、渥美清さん。
マドンナ役のリリーを演じているのは、浅丘ルリ子さん。
ほら、覚えているでしょ、昭和55年公開のこの作品。
シリーズ48作の中でも、屈指の名作ですよ。
実は、このバス停に私、ついこの間、行って来た。
えっ、独りで、いや、独りじゃない。
独りで行ったって、つまらないじゃないですか。
この場に相応しい、面白い人と、二人で行って来た。
それは一体誰なのか…。
ってのは、また明晩。
この時間にこの場所で。