4376声 1人じゃない

2019年11月08日

今年、1人じゃなくてチームで取り組む仕事が増えた。

 

1つは昨年秋から続く八ッ場ダム映像、これは地元長野原のベテランフォトグラファーの男性と、僕が以前から仕事も人間性も好きな女性ライターと、川原湯出身の長野原町役場担当者男性の4人チーム。僕は動画撮影と編集と担当。

 

1つはお隣高山村の観光パンフレット。これは地元の地域おこし協力隊の女性や、高山村に縁があるフォトグラファーやイラストレーター、そして高山村出身の高山村役場担当者女性という僕以外みな女性のチーム。僕はデザインと構成を担当。

 

1つは県内モノづくり作家によるイベント「秋、酒蔵にて」代表の吉澤良一さんの個人を紹介するパンフレット。吉澤さんの紹介で、翻訳もできてプロデュース感覚に優れた女性と仕事を進めていった。僕は写真撮影とレイアウトを担当。

 

映像も、デザインも、僕くらいの仕事だと僕一人で収まる仕事が多かった。それはそれで自分の性格には合っているし、それでもなんとかやってきた。けれど、仕事が大きくなれば1人ではできないし、今更ながらチームで取り組む仕事の魅力を感じつつある。

 

チームで仕事を進める時に大事なのは「自分の判断をひとまず置いて、受け入れる」ことだと思う。いや、本来様々な役割があるものだが、僕の仕事の進め方に合っていて、思ったよりもその資質があると気づいたのがそのことだった。「いや、普通の映像制作じゃそれはしませんよ」とか「自分が出したものを否定されたくない」とか、はっきり言ってそういうものは邪魔なのだ。意見を出してもらって、自分の意見も言って、それでも残るものは、確かに価値がある。

 

いずれまた、1人で突き詰めていく仕事が増えるのかもしれないが、今は(馴れ合いじゃない)チームの仕事がしたい。