5961声 楊さんの店

2024年10月02日

東京で仕事をすることは普段皆無なのだが、今年は太田市美術館・図書館からご依頼をいただき、絵画の修復過程の映像記録を行っている。場所は池袋。

撮影は淡々と進み、お昼休みの時間となったので学芸員さんと共に昼食を取ることに。前回行った最寄りのカフェは休みで、けれどここは東京池袋、昼食難民になることはない。スマホ検索もせずに池袋駅の方へてくてく歩いていくと、美味しそうな町中華屋を発見、ここにしましょうと入ってみた。

まず目に入ってきたのは「孤独のグルメ」のポスター。ああそうか、ここはあのドラマに出た店なのかと。それだけでもう味は保証されたようなものだ(今後劇場版も作られるけど、あのドラマが売上に与える影響ってすごそうだな)。散々迷った挙句、あえての汁あり担々麺と(汁なし担々麺が看板メニューぽい)水餃子を注文した。山椒の香りがピリリと効いて、本場っぽい味ながら日本人受けも考えられたとても美味しい担々麺だった。

思えば、僕も仕事という名目で各地に出向かせてもらっている。プライベートだったら行かない場所が多い。でもって、行った先ではなんとか美味しいものを食べようとする。つまりは僕もまたプチ井之頭五郎なのだ。めっかった群馬のコラムなどをわざわざ読みにきてくださっているあなたもきっと・・