1048声 土産話

2010年11月13日

同じ酒の量を飲んでも、飲み干す時間が早い程、翌日に残る。
とは分かっていながらも、ついつい、
ペースの抑制が利かない日も、ある。
昨夜がそうで、今日は終日、昨日の酒の残党と戦う羽目になってしまった。

体内のアセトアルデヒドを分解し代謝するのに、
エネルギーを使い果たしたか、夕方となった現在でも、思考が判然としない。
句作をしようと、風景などを見て着想を得ようと試みるのだが、
一向に句が浮かばない。
想像力の欠如が甚だしいのである。

気分転換に、ちと、外の風に当たろうと思い立ち、外出。
したのだが、直ぐに、寒風が骨身に沁みる。
元来、寒がりなので、気分転換どころか、徐々に気分が沈んできた。
暖を取ろうと、道中の自動販売機で缶珈琲のホットを買い求め、
飲みながら家路に着いた。
これがまた、宿酔人には当然甘過ぎて、飲んだ直後に、強烈な胸やけ。

この様な取りとめもない内容の中にも、何か一つくらい、
言うなれば、「読者への御土産」のようなものを、盛り込まなくては。
とは思えども、肝心の「何か一つ」が、一向に思い浮かばない。
そんな訳で、今日は(もっともそれは、いつものことではあるが)、
読者諸氏を手ぶらで帰らせてしまう。
と言う、不本意な次第であります。

【天候】
終日、煙が充満している様な曇り。