5575声 もうひとつの美術館

2026年06月08日

みどり市にある社会福祉法人チハヤ会の周年イベントに向けての撮影を続けている。デイサービスから共同生活介護など福祉事業を続けてきた団体ではあるが、障がいを持つ人と材木を扱う事業を担う珍しい林福連携事業を行ったり、子ども食堂などの親子支援も行うなど手広い事業を展開している。

今は「アール・ブリュット(障がいを持つ人によるアート)」が大なり小なり至るところで展開される時代になっているが、チハヤ会でも日常行為の延長上でアート制作をしている人たちがいる。本人たちはアートを作っている、という自覚がないにしても、職員さんが丁寧にそれを拾い、人の目に触れるように展示会などを不定期で開催しているのだ。

その中の一人、小原武さんの作品が、栃木県那須郡那珂川町にある「もうひとつの美術館」のグループ展に出展されているというので、撮影で伺った。群馬から栃木は近いような遠いような距離。街中ではなく、見慣れたような山あいの中にその美術館はあって、廃校利用による美術館なので普段廃校を見慣れている(僕が関わる映画祭は伊参スタジオという廃校利用の校舎が拠点なので)僕としてはすぐに親近感が湧いた。(続く)