1122声 紙キャップ

2011年01月26日

銭湯へ行く事の楽しみのひとつに、瓶の牛乳を飲む事が、ある。
現在では、日帰り温泉などでも、瓶牛乳の自動販売機があるが、
伝統的な銭湯の脱衣場で飲むてぇのが、また一興なのである。

瓶牛乳を販売している銭湯で、稀に、
珍しいメーカーの牛乳に出遭える事がある。
主に現在の群馬県内は、「メグミルク」と「森永」の二強で、
銭湯瓶牛乳界が席巻されている。
それが、私のおぼろな記憶であるが、
桐生市の「一の湯」に、地元メーカーの「田中牛乳」。
伊勢崎市の「寿美乃湯」に、「メイトー」があった。

そして、茨城県筑西市の「松の湯」に、「栃木乳業」。
埼玉県坂戸市の「越の湯」では、「コーシン牛乳」などなど。
その土地の銭湯で、一風変わった牛乳を飲むのが、楽しい。
私の鈍感な舌では、上手く感じ取れないが、当然味も、それぞれ違う。

それらの瓶牛乳は、キャップが昔ながらの紙製のものが多い。
私は、学校給食が紙パックの牛乳だったので、銭湯で初めて、
紙キャップの瓶牛乳を飲んだ。
一番最初は、その開け方に、いささか戸惑ってしまった。
因みに、大手メーカーの瓶牛乳はポリキャップなので、
「パコッ」と容易に開けられる。

あの紙キャップの瓶牛乳などもそうだが、やはり、
「昭和」を楽しめるから、銭湯は良い。

【天候】
午前中、晴れ。
午後より、風強く、雲多し。