1129声 ノーヤク

2011年02月02日

今日の昼間、である。
郊外を車で通っていたら、畑から野焼きの煙が上がっていた。
「あっ」
と、思った。

丁度、昨日。
歳時記の2月の頁を読んでいた際、
「野焼く」と言う季語を見ていたからである。
電気自動車が街に走っていようが、
スマートフォンが爆発的に普及しようが、変わりなく、
季節と共に生きている人たちがいる。
まだまだ、田舎では、歳時記に則った生活が営まれている、と感じた。

その光景を眺めながら、ゆったりと句作。
できるような、生活など一向に営めないでいる。
貧乏暇なし。
なんて、俗な表現を使いたくないところだが、
他に適切な諺も浮かばないので、まさにそんな状態なのであろう。

そして、午前零時を迎えようかと言うこんな時刻に、
ストーブの火を見つめながら、野の光景を思い返している。
なんだか、少し腹が減っている。

【天候】
終日、穏やかな快晴。