1179声 いま、日本が、ちょっとうれしい事

2011年03月24日

やはり、少しは関係があるのか、と思った。
今日の追加注文を受けての感想が、である。

東日本大震災下の日本。
特に、東京電力による電力供給を受けている関東地方においては、
計画停電が長期化する見込みが報道されている。
福島第一原発の復旧状況が、日々、綱渡りの状態なので、無理もない。
つまり、ちょっと電力不足、と言う話。

じゃあ、ってんで、計画停電を輪番で実施している訳だが、
目下の状況、日々の「節電」は必須であろう。
節電、ったって、何も、家でローソクの火を見つめていなくともよい。
楽しく、気持好く、節電する方法が、ある。
それは、街中にある。
目印は、煙突と暖簾。
そう、古きよき、銭湯なのである。

「あなたが銭湯にくると、地球はちょっとうれしい」
てぇポスターを、銭湯へ出掛けた事がある方なら、
覚えているかも知れない。
主に、CO2削減を謳った内容だが、今となれば、
節電にも大いに役立つと言えよう。
「ちょっと」と言う、控え目な、日本的な心遣いが、粋である。

「あなたが銭湯にくると、日本社会はちょっとうれしい」
と言う状況になっている、と思う。
例えば、近所に銭湯を有する住宅街、もしくは集合住宅の人たちが、
銭湯を利用する。
単純に考えて、皆でひとつの風呂に入る訳なので、
大いに、節電に貢献できる。

それに気付いた群馬県在住の方が、
「じゃあ、銭湯でも行ってみるか」
ってぇんで、近所の書店で拙著を買ってくれたのでは、あるまいか。
などと、部屋に山と積まれた在庫本を眺めつつ、
今日の追加注文を思っていた。

あなたが銭湯にくると、私のような銭湯好きと、
銭湯の親父さんと女将さんだって、ちょっとうれしい。
さて、明日、紀伊国屋書店の前橋店に持ってゆく本を、見繕うとしよう。
そして、帰りに銭湯へ寄って来ようかな。

【天候】
終日、快晴。
午後から風強く、薄ら寒い一日。