1412声 榛名合宿下山漫筆

2011年11月12日

この二日ほど榛名湖で冬籠

などと、思考回路の目盛りが五七五に合わさっているので、
そのリズムで言語が出て来てしまう。
冬籠していたのは、俳句を作る為であって、
定期的に行っている合宿に参加して来た。
榛名山より下山して来た今日一日も、周辺でさんざん俳句を作りながら帰って来た。
その反動と解放感から、度を越した晩酌となってしまい、手元が覚束ない。

よって、その報告は明日にした方が得策であろう。
一面の紅葉山が目に焼き付いていて、いま尚、眼球が紅く染まっている様である。
今回、紅葉の句を山ほど作って来たが、自身の作はどれも面白味の無い句ばかりだった。
しかし、句の出来不出来よりも、自然の中に入り、自然から得た感動を胸に残せただけでも、
非常に満足している。
「ぽとっ」と、一葉の紅葉が落ちる様に、いつかその感動を俳句に出来る日が来るかも知れない。
それにしても、榛名湖の湖面に映る紅葉山の、あの燃える様な色彩は、忘れがたい光景である。

【天候】
終日、冬晴れ。