1419声 冬の虹

2011年11月20日

午後になって、突如として空っ風が吹き出す。
今日はそんな、上州の典型的な冬の天気であった。

赤城山の麓へ向かう途中、なだらかな稜線の前に、虹が立っていた。
夕焼けの中、街の上に立つ冬の虹は、色彩が澄んでおり綺麗だった。
今年初めての忘年会へ伺って、酒肴を頂いた。
主催の方とは、新年会以来の再会だったので、およそ一年ぶり。
宴もたけなわになり、さてこれから。
と言うところで、最寄駅発最終列車の時刻となり、後ろ髪を引かれつつ辞した。

水上方面から来る列車は、日曜日と言う事も有り、乗車した車両に乗客は私のみ。
酔眼朦朧としつつも、車窓に瞬いている渋川市街の灯が綺麗だった。
つい先程、暗い夜道を駅へと向かって歩いてる時に見た、冬銀河ほどではないが。

どうにか新前橋駅で降りられたので、ひとまずは、大丈夫。
駅前にある、居酒屋の看板がやけに眩しい。
帽子を深くかぶって、通り過ぎた。

【天候】
朝より冬晴れ。
午後になり、風雲と空っ風。
夕方頃、一時小雨のち赤城山方面に虹。