1503声 早春の挨拶

2012年02月12日

春寒し。
てぇな具合で、外を歩く時でも、ダウンジャケットなしではいられない。
あまりにも空が綺麗に澄んでいたので、ふらりと高崎市内の公園へ出掛けた。
休みのたびに公園へ出掛けているが、公園てぇのはつくづく良く出来た所で、
俳句を作るにはうってつけなのである。
花や鳥、水辺や東屋などがあって、手軽に句を作れる。
人によっては、都会の雑踏の中でこそ生まれるのだ。
という俳人もあろうが、私は犬が昼寝などしているような、
のんびりした場所で作りたい。

どこへ行っても、公園の人間模様と言うのは似たりよったりだと思う。
小さな子と一緒にボール遊びに興じる若夫婦。
毛並みのいい犬を散歩させている、老夫婦。
イヤホンを耳に、ウォーキングをしている人。
自転車で走り抜けて行く、近所の子供たち。

園内をほっつき歩く。
ウォーキングをしている人や散歩している人と、すれ違う。
その時、挨拶をするかせぬかで、一瞬迷う。
目線だけ動かして、大抵は挨拶をしない。
目線が合った時にだけ、軽く会釈をする。
あくまで、軽くさりげなく。
それくらいが、早春の日差しの中では、丁度よいと思った。

【天候】
終日、風強く寒い一日。
空澄んでおり、日差しも豊か。