1859声 同版

2013年02月06日

ネットで購入した古本が届いて、早速、頁をめくり始めた。
一頁、二頁、「あれ」、デジャブ。
思い当たる本を部屋の隅から引っ張り出して、頁をめくると、「やはり」であった。
つまりは、著者が異なる二つの出版社から、ほぼ同じ版の本を、
違うタイトルで出版していたのである。
装丁、タイトルは違えど、内容は同じ。
両方、今は無き出版社の刊行した本であるが、昭和中期。
いかに中小出版社が溢れていたか、本を取り巻く世界が活況を呈していたか。
ほのかに、そんなバブル感漂う一件だった。
【天候】
終日、曇りがちなる晴れ。