1865声 樹氷

2013年02月11日

合宿二日目の朝。
とどめに焼酎をかっ喰らってから寝た素竹さんの方が、早く起きていた。
障子の隙間から窓を見ると、丁度、暁光が雪を桃色に染めていた。
お茶を一杯飲んでから、吟行へ。
痛烈なる寒さに耐えながら、宿の玄関を数歩出ると、裏山。
朝日に輝いているのは、木々。
樹氷、である。
凛烈な寒さの為、一晩で枯木がみな樹氷していた。
鼻水垂らしながら、朝日の中にある光の林を眺め、句作。
宿へ戻って朝食を食べ終え、ひと心地つく時分。
枝々の光は朝日になり、樹氷林はもとの枯木山になっていた。
【天候】
終日、快晴。