縄文時代

2013年05月15日

ランチを臨時休業して新潟の博物館に行ってきた。
秋に恒例のものづくりの展示会のテーマを見学しに。
今年はそれがどういうわけか「縄文時代」に決まり、
新潟は遺跡や発掘物が多いので見てきたというわけ。
「縄文時代は1万年も続いた時代」というだけで、
想像が及ばなくなる。
文字もない時代の手掛かりは土器や土偶や人骨などの目に見えるものしかない。
専門家はここからひたすら想像してそれに説得力を持たせようとすることになるのだが、
面白いのはそれぞれに言うことがずいぶん違ったりすることである。
それがまたみな実にいきいきと、
こちらが止めなければ終わらないかもしれないと思うほど熱心に話してくれるのも面白い。
わからないことが人間をかきたてるんだよな。
縄文時代は人間を知るための研究対象である一方で、
それが「わからないことであること」が大事なのかもしれないと感じた。