中之条町六合地区は、「日本で最も美しい村連合」にも加盟している歴史と自然のある山村。
今月後半、「日本映画大学」の映画製作を学ぶ学生がこの地区に住み込み、
地元の職人や農家を被写体としたドキュメンタリーを制作する。その橋渡し役で六合を回った。
六合入山地区は、「弘前よりも桜の開花が遅い」と言われており、
なるほど山桃と桜がまさに見頃だった。
空の青と、新緑の緑と、花のさくら色のコントラストは、見るだけで幸せになる。
この大型連休は、先の「野反湖」含め、ぜひとも行楽におすすめしたい。
遅咲きの桜。
僕も12年前はその「日本映画大学(当時は日本映画学校)」の生徒だったのだが、
卒業制作という自作映画の発表会のあと、学内のトイレで、
著名な映画評論家であり当時の校長であった佐藤忠男さんより。
「君は学生の時の作品はぱっとしなかったけど、いいものもってるから頑張りなさい」
と言われた。そういう時の言葉は、トイレであっても心にグサッと刺さる。嬉しかった。
今でも僕は、「遅咲きの桜になら、なれるかもしれない」と思い込んでいるふしがある。
大型連休中は、子供や若者と接する機会も多いはず。
そっとひとこと、優しい言葉をかけてみてはどうだろうか。