昨日より、神奈川県川崎市にある日本映画大学の学生が、
中之条町六合地区にある使われていない入山小学校で合宿をはじめた。
目的は、六合に住む人々のドキュメンタリーを撮ること。
映画大学の前身である日本映画学校は僕の母校でもあるので、
今回、取材対象者や六合の人たちとの橋渡し役で
協力をさせてもらっている。
書き始めると膨大になるが、僕は学生時も今も
ドキュメンタリーにつくづく興味がある。
例えば、ビデオカメラを間において映るものは、
カメラのこちら側とあちら側の関係性しかない気がする。
親しければそのように、距離があればそのように、
それは対人に限らず、自然や食べ物を映す時もしかり。
時と共に変わってしまう関係性を残すというその行為は、
10年そこらでは掴みきれない魅力がある。
取材対象の一人で、六合で木の切り出しから始め、
うどんなどをこねる「こねばち」を作っている老職人がいる。
若い学生たちをみて、一から削ってやろうと意気込んでくれている。
どんな関係性が映り込むのだろうか。応援したいと思う。