2246声 露天風呂活用法

2014年05月17日

最近、まあなんとも快晴な日が多く、

暑くもなく寒くもないこの時期、至福の時間が流れている。

月明かりの下もいいし、雪降る中もいいが、

こんな日の露店風呂もまた格別。

 

草津温泉の西の河原露天風呂は、

500平方メートルの露天風呂。ただただ広い。

その中央あたりに、温泉の水面やや下の高さの、

大きくまっ平らな岩がある。

横になり空を仰げば、日頃使わない感覚が開く。

 

目を見開いても、視界すべてに映るのは空。

すっぱだか。背中やおしりは、ひたひたと温泉で温められる。

水の音、鳥の声、雑木林が風になびく音・・・

 

昔、ドイツの「オイリュトミー」(精神性を重んじた運動)

の超初歩を習う機会があり、もう全く覚えてもいないのだが、

それを対露天風呂用に勝手に応用?した技も記したい。

露店風呂に腰までつかり目を閉じて、

ゆっくり息を吸う時に、周りの自然から、

新鮮できらきらしたものを上半身全てで吸い込むイメージをして、

ゆっくり息を吐く時に、お湯の中に、

ストレスとかどろどろしたものを下半身全てから出すイメージをする。

 

精神世界とかまるで無頓着な僕ではあるが、

これをやると案外すっきりした気分になる。

あ、でもその際、決して尿意その他をもよおしてはいけませんぜ。