5/14の投稿に書いた、
「日本映画大学による中之条町六合ドキュメンタリー合宿」が
約1週間の撮影期間を経て、昨晩無事に終了した。
上毛新聞でも取り上げられた「めんぱ」という木製の弁当箱を作る職人、
膨大な手作業で木を削りうどんをこねる「こねばち」を作る職人、
暮坂芸術区という場所で長年陶芸を続ける陶芸家、
ネット販売などを駆使し農業で地域を活性化させたい若手農家、
彼ら4人の日々の仕事、人生についてのインタビューを
撮り終えた学生たち。全て出し切った、という顔をしていた。
作品完成の後には、ぜひ六合での上映も行いたいと思っている。
映像制作に限らない話と思うが、
迷って踏み出さぬままよりは、はじめてしまった方が良いことがある。
出会い、心を決めて、行動すれば、物事は進んでいく。
自分の中の必然性が満ちるのを待つのも良いが、
誰かと関わり約束をすれば、やらざるを得ない。
はじめてしまえ、の精神である。
最終日の昨晩、酒も入り、出来たこと出来なかったことに喜び、泣く学生をみて、
僕らのころと何も変わらないな、と思った。それと同時に、
合宿初日に合った彼らの顔とは、ずいぶん違って見えるぞ、と嬉しくなった。