2392声 気流

2014年10月10日

最寄駅前に近年、超高層マンションが一棟建てられた。

マンションの地下から地下鉄の改札口へ直結している、

と言えばその立地がおおよそイメージされるであろう。

この超高層マンションは私の生活と、勿論係わりはまったく無いのだが、

どうにも気にかかることがある。

それは「風」、なのである。

所謂ビル風と言ばれているあの強風が、このマンションの竣工以来、

駅前に殊更吹き付けるようになったのだ。

ひどい時は、マンション横の路地を横切った瞬間、強風に煽られ、

ビニール傘など骨組が折れて裏返ってしまう。

したがって、強風の日などはマンションエントランス付近に、

骨組みのあらわになった傘の残骸が積み上がっている。

数日後も台風直撃と言う予報が出ており、また傘の残骸が山と積まれるであろう。

そして、風水だか何かは分からぬのだが、「気」の流れとでも言おうか、

この超高層マンション付近一帯で、目には見えざる 「何か」が、
たしかに変わってしまった気がしている。