448声 思想の水割り

2009年03月23日

「平成恐慌」
とでも表すのだろう、昨今におけるこの経済状況。
国会では2008度第2次補正予算関連法が成立し、
定額給付金や、高速道路料金の値下げなどの政策で、景気対策を図っている。
政策によって、この宿唖の景気低迷を、果たして打破出来るか否か。
そんな事を、薄暗い部屋で独り悶々と考えていても仕方が無い。
よって週末の私は、寄席で落語を観ていた。

落語を観たり、山手線をぐるぐるしたりして、
首都で酒徒になって彷徨い歩いて感じた。
厳密言えば、あまり感じられなった、景気低迷の切迫感を。
寄席は大入り満員。
大いに笑って、元気になって帰って行く人たち。
それは酔街でも然り。

若輩の私の浅はかな見解ではあるが、過去の歴史を投影させれば、
景気低迷による市井の困窮は、まだ切迫していないのではなかろうか。
平たく言えば、まだマシ。
これは大したもので、そう思えば、そこはかとなく希望が湧いて来る。
過去の、「思想」によって支配されてきた市井生活と比べれば、
随分飄々と生活している気がする。

「呑気なお前は、GDPだとか完全失業率に目を通してから書け」
と言われればそれまでなので、目を通す前、言われる前に書く。
彼岸の売れ残りで、半額になっていた、
四つ入りのおはぎの最後の一つを食べ終えたところで、本日は筆を置く。
もとい、キーボード打つ手をね。