2009年04月26日
風の強い日は、決まって夕焼けが綺麗だ。今日も、茜色の光が急ぎ足で行く千切れ雲に映り、野面の緑に落ちている。山は深い群青色になり、やがて夜を迎える。
日中、「土屋文明記念文学館」で開催中の企画展、「村上鬼城〜その生涯と作品〜」を観覧した。鬼城の作品は見知っていたが、展示品の直筆書簡や、使用していた煙管、筆記具、補聴器袋などを見て、改めて鬼城の存在感を掴めた。俳人の詩は、郷土から生まれた。その17音の詩が、心を潤す。