夏季休暇も果て、街中に学生服が戻ってきた。
日焼けしていない白い顔、日焼けしている黒い顔。
みな、その表情はどんよりとしとぃる。
私の気分が写し鏡になってそう見えるのかもしれないし、
朝の風に乗って微かに聞こえる虫の音のせいかもしれない。
あるいは、今日からまたひと月これを更新せねばならぬ、
と言う思いが作用している部分もあろう。
ここに書く文章で表現の欲求を満たしたい気持ちもあるし、
そんなことでは満たされなかろうと言う、冷めた気持ちもある。
そんなとりとめも無い気持ちになるのは、きっと雨の月曜日だから。
そう思い込むことにして、麦酒の栓を抜こう。