2519声 白黒

2015年09月01日

夏季休暇も果て、街中に学生服が戻ってきた。

日焼けしていない白い顔、日焼けしている黒い顔。

みな、その表情はどんよりとしとぃる。

私の気分が写し鏡になってそう見えるのかもしれないし、

朝の風に乗って微かに聞こえる虫の音のせいかもしれない。

あるいは、今日からまたひと月これを更新せねばならぬ、

と言う思いが作用している部分もあろう。

ここに書く文章で表現の欲求を満たしたい気持ちもあるし、

そんなことでは満たされなかろうと言う、冷めた気持ちもある。

そんなとりとめも無い気持ちになるのは、きっと雨の月曜日だから。

そう思い込むことにして、麦酒の栓を抜こう。