しかしまぁ、水が出た。
昨夜から今日にかけて、台風18号の影響により各地で水の被害が相次いだ。
がけ崩れや河川の氾濫、潅水など報道では目にしていても、
実際にその光景を目にしたり実害がないと、なかなか実感が湧かない。
災害のときは報道ですら氾濫した河川のようなもので、ますますその感が強い。
この時期の洪水は季題で、「秋出水」と言うことになる。
洪水を前にして、あるいは洪水の引いた後の泥だらけの光景を見て、
俳句など作っているのは不謹慎のような気もするが、こう言う季題は、
体感せずして作るのはもっと不謹慎な気がする。
作らねばならぬときは、作るまでである。
不謹慎も何も、見ようが見まいが、一句は一句と言われればそれまでだが、
新聞の記事ひとつ見ても、実際に取材して書かれたものと、
何かを引用して書かれたものとでは、その記事の価値は言わずもがな。
ともあれ、鬼怒川流域等の被害状況を報じる記事を読むと、いたたまれない。

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