2574声 ロスト・チルドレン

2015年10月26日

中之条町に「山里テーマパーク部会」という団体がある。
主に町内ボランティアからなるその会は、畑に入って
つかまえたバッタの数を競い合う「イナゴンピック」や
野外の石窯で地産の野菜を乗せたピザを焼く体験など、
町内や町場のこどもに山里の良さを伝える活動をしている。

 

そんな山里テーマパークの秋のイベントが、
ハロウィンカボチャをつかったランタン作りワークショップ。
今年もtsumujiには、オレンジのカボチャをくりぬいて
目や口を掘って、思い思いの顔になったカボチャのランタンが
ずらーっと並び点灯された。この光景を見るたびに僕は、
「もうすぐ寒くなるな」と独り言をつぶやいている。

 

僕らがこどもだったころはハロウィンなんて知らなかったけど、
ここ数年は行事好きな日本人にマッチしたのか、広まったよね。
高崎あたりでも、仮装をした大人が集まってワーッとやったり。
それらはいわゆる「キモかわいい(気持ち悪い+かわいい)」
の範囲で楽しむものだと思うが、キモかわいいに悪夢を追い炊き
すると、『ロスト・チルドレン』が出来上がる。

 

そこに『ハリーポッター』のような清々しい気持ち悪さはなく、
ウド鈴木のような怪力男や、小人症の俳優なども入り混じり、
小学生が見たらトラウマになるかもしれないインパクトを残す。
けれど、怪力男と共に旅する少女の可憐さや、醜悪の先にある美、
他の映画にはない哀愁や世界観を持っていて、僕はとても好きだ。

 

この映画のパッケージには「夢の中まであなたを守りたい」
というコピーが書いてあった。この映画の芯を得ていると思った。
映画の仕事は、制作や役者以外に、配給や広報など多岐に渡る。
こんな言葉を思いつく人はすごいなぁ、と思った記憶がある。