2576声 燦燦

2015年10月28日

11/14-15の開催となる伊参スタジオ映画祭。
そのメイン企画となる「シナリオ大賞」の審査会のため、
銀座・ぐんまちゃん家に行った。

 

全国から映画シナリオを募集し、短編中編の大賞作品を
映画化させるこの企画も13年目。来月の映画祭での上映作品
を含めればすでに24人の映画監督を輩出するまでになった。
僕は今年、映画祭の副実行委員長になったことで、
最終審査にも初めて同席させてもらった。

 

最終審査は、
篠原哲雄監督(『月とキャベツ』『起終点駅 ターミナル』)
松岡周作プロデューサー(『眠る男』『時をかける少女』)
豊島圭介監督(『花宵道中』『海のふた)
坂井昌三先生(シナリオセンター講師)
龍居由佳里さん(脚本家「星の金貨」『ストロベリーナイト』)
横山秀夫さん(小説家「クライマーズハイ」「64」)
といった錚々たるメンツによって行われる。

 

今日も、5時間以上にわたる熱い議論が交わされた。
最終審査に残ったシナリオを各審査員は熟読し、
作品に込められた意図や、映像化にあたっての実現性を探る。
審査員によっておす作品もおす理由もそれぞれなので、
時にどう収拾するのかもわからなくなったが、無事選考を終えた。

 

過去シナリオ大賞で大賞を獲得し『星屑夜曲』という中編を
撮影した外山文治監督は、その後商業映画デビューも果たした。
その『燦燦』という作品は、モントリオール世界映画祭にも
出品され、伊参スタジオ映画祭でも上映。とても良い映画だった。

 

審査会では、若手監督たちの映画の作りづらさの話もされた。
お客の見込みがたつ人気漫画や小説の映画化が続く日本映画界。
オリジナル脚本で商業映画を成立させるのは、至難の業ともいえる。
けれども、外山監督はじめ多くの映画監督たちは、
いつの日かの映画化をめざし、今日も自らの物語を紡いでいる。

 

シナリオ大賞の結果発表は11/15。大賞に選ばれた2作品は、
来年の映画祭までに中之条町を中心に撮影・映画化される。
「映画が生まれる瞬間」を見に、ぜひともご来場いただきたい。