都内のホテルへ出かけた。
晩は立食のバイキングで慌ただしく飲みかつ食い、
ホテルを後にした。
ホテルから最寄り駅まで歩く。
通り沿い、縄のれんのかかった木戸が目に入ると、
思わず向いてしまう足を、どうにか地下鉄まで運ぶ。
地下鉄のつり革を掴んでいて、有楽町と言う表示が目に入ると、
ガード下の赤提灯、そのカウンターに出されるもつ焼きと瓶麦酒が想起され、
思わず途中下車してしまう気持ちを抑え、つり革をぐっと掴む。
そうこうして自宅最寄り駅へ到着し、駅前繁華街にたなびく、
焼き鳥屋の香りにうずく喉と胃をなだめつつ、やっと自宅へ。
と言うところで、コンビニにある「おでん」の暖簾につられ、
缶麦酒とおでんを買って帰ってしまった。
発泡スチロールに入ったおでんの、安らぎと言ったらない。
無論、シャンデリヤの下で食べた料理があってこそ、ではあるが。

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