国道17号から立川町通り入ってすぐの左側。
明治41年に本町で竹細工を専門として創業した老舗。
戦前頃から篩(ふるい)、蒸篭(せいろ)など輪っかを作る技術を活かした生活必需品を作っている。
素材は奈良の檜しか使わない。奈良の檜は柔らかく輪っかを作るのに適している。
輪っかの接合部分は桜の木。最近はプラ製や金属製がほとんどという。
接合部分を桜の木にすることで、木製である輪っかの膨張・収縮に合わせて伸び縮む。
故にいつまでも丈夫で壊れない。ただし、とてつもなく手間がかかる。
手を抜かないことが、私の仕事と
この道50年、ご主人が柔和に仰ったのが印象的であった。