さて、600声も折り返し。
東京から戻って来たのは、今日の昼。
今回の顛末をば、少し語る。
10月10日の昨日は、1010で、銭湯の日。
毎年この日、新宿のロフトプラスワンと言う、地下スペースで開催されているのは、
昨日で第5回目となる「東京銭湯ナイト」。
私も去年、諸事が重なり、行こうと思っていて行かれなかったイベントである。
あれから一年経ち、その開催をすっかり忘れていたのだが、今週初め、
知人からの連絡で思い出し、すぐさま予約して行って来た。
そのイベント内容は、クレインダンス情報に詳しい。
イベント終盤、来場されていた銭湯絵師が描いた、
「ペンキ絵オークション」なるコーナーが有った。
一度見た事のある人なら、「銭湯の富士山」と言えば容易に想像できると思うが、
あれの小さいものである。
小さいったって、1m30cm四方位の板に描かれているので、迫力は有る。
いざ、オークションが始まる。
「まずはこの赤富士から、はい、居ない」
「じゃあ、次は、この迫力ある富士山」
「はい、買います」
(会場一同、あっ、ホントに買う人が居るんだ)
と、思ったかどうかは推測の域を出ないが、一番最初に挙手したのが私だった。
イベント最中、軽快に飲んだビールの酔いも手伝って、景気良く買ってしまった。
その後、ペンキ絵は飛ぶ様に売れて行き、最後の一枚などは、
じゃんけんで落札者を決める程。
ともあれ、中島絵師が描いた、ほんもんのペンキ絵を、手に入れる事が出来た。
しかしまさか、手に入れる事になるとは。
その後、半透明の袋で包まれたペンキ絵を担ぎながら、
ネオンが揺れる歌舞伎町のど真ん中を歩いて帰って来た。
電車内、駅の券売機、自動改札。
至る事で、すれ違う人たちの好奇の視線を痛いほど浴びつつ、なんとか帰宅。
帰路の途中、どうしても堪え切れず、ほのじに寄って誰かれ構わず皆に見せびらかした。