653声 観察と改革

2009年10月14日

政権が代わり、着々と行われている行政改革。
ってのは、私の様な政治情勢に疎く、北関東の片田舎に逼塞している人間でも、
日々の新聞紙面やテレビニュースを見てれば分かる。
しかしそれは、間接的に得る情報。
面と向かってその人を観察する事によって得る、直接的な情報ではない。
私が街で得る、多くの直接的な情報は、どれも瑣末な事象である。
床屋の店主が話す、近所の美味いラーメン屋。
食堂のおばちゃんが話す、町内の噂話。
飲み屋の親父が話す、酔街界隈事情。
銭湯の客同士で語る、故郷今昔物語。
この様に、瑣末かつ取るに足らない程粗末な情報であるが、
どちらが自らの生活に影響を及ぼすかと言えば、直接見聞きした情報だと言える。
市井から得る情報は、純度が高い。
改革を成し遂げようとするならば、まず観察。
政治を扱う先生方は、どうだろう、大所帯で行く視察などではなく、お忍びで、
直接的に観察してみては。
一度銭湯へ入って、近所の常連の親父が話す、
べらんめぇ調でも聞いてみるべきではなかろうか。