655声 街は人 前編

2009年10月16日

「街にはやはり、人が見えてこないとな」
と言う思いが、私の模糊たる思考にある。
酔眼朦朧として、筋道を立てて一文を構成出来そうにもないので、
要点のみを少しばかり。
「街歩き」
ってのが、近頃の地方都市における観光戦略の大きな課題らしい。
課題になっていると言う事は、他県から来る観光客が、街歩きをしていない言う事になる。
他県から高速道路で来て、観光地へ寄って、また高速道路で他県へ帰る。
と言う一辺倒な観光だけでなく、市街地も歩きながら観光して欲しいと言う目論見である。
どの地方都市の市街地にも、観光資源は在る。
文化施設、寺社仏閣、歴史遺産、商業施設。
それなのに、何故、休日になると街が閑散としてしまうのか。
極私的な見解だが、そこに人が見えて来るかどうかだと思う。
観光資源が見えている街でも、人が見えてこない街には、
観光客はおろか、土地の人間さえ寄りつかなくなってしまう。
大きな要因はそこにある。
こんな筈ではなかった。
「要点のみを少し」ってのは、案外うまく行かないものだ。
では、掲載可能な文字量を超過してしまったので、明日へ続く。