3619声 麦酒と生卵

2016年10月07日

よく晴れた一日、十月らしい爽やかさであった。
明日から体育の日を挟んだ三連休であるが、
初日に定例の句会があり、出鼻を挫かれた感がある。
句会も楽しいのだが、都内の喧騒に行かねばならぬ、
ということがそう思わせるのかもしれない。
今日の銀座は、リオデジャネイロ五輪・パラリンピック
でメダルを獲得した日本代表選手の凱旋パレードが行われ、
通りは大観衆で埋め尽くされたとのニュースを見た。
私も今朝、電車内でプラカードを持った人を見かけた。
選手たちは見たいと思うが、テレビで見るあの喧騒を思うと、
現場で小さな旗を振っている人たちは、
余程のお祭り好きなのであろう。
秋も深まってきて、喧騒よりも清閑を求める心になってきた。
街よりも郊外へ、薄色の麦酒よりも濃色の麦酒へ。
スタウトあたりなどに、心ひかれる。
スタウトといえば、本場のアイルランドでは、
風邪などで滋養が必要な場合、
一杯のスタウトに生卵を入れて飲まれているらしい。
夏にはやりたくないが、冬場にはこれ、ちと美味しそうである。